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    <title>かけはしアーカイブズ - 将棋を世界に広める会: 2008年発行</title>
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        <title>ISPS　インフォメーション（45号、2008年11月22日発行）</title>
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        <summary>* 日本将棋連盟の青野理事に、国際将棋フェスティバルで外国人記者の取材を提言 　...</summary>
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<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><p><b>* 日本将棋連盟の青野理事に、国際将棋フェスティバルで外国人記者の取材を提言</b></p>

<p>　５月８日に、眞田理事長、宇都宮、寺尾両理事が天童の国際将棋フェスティバルの責任者の日本将棋連盟の青野理事と会合し、日本滞在の外国人記者が天童での国際イベントを取材し、紙面やオンラインで各国語で国際将棋フェステバルの記事が載るように図るべきとの提言をおこなった。その後小針理事の手配により、中国の人民中国と光明日報の在京記者計２名の天童取材をアレンジした。ISPS は、記者１名分の天童往復交通費を負担する。</p><p><b>* スペインの山田理事が帰国</b><br />
　マドリードの日本大使館に勤務していた山田理事に帰朝命令が下り、８月３０日に帰国した。スペイン滞在中、文化庁交流使の本間六段をマドリッドに招待して将棋の紹介イベントを行なうなど、現地での直接の将棋普及体験で得られた情報は今後の ISPSの活動にとって貴重な財産である。</p>

<p><b>* 京急将棋祭りに来ていたスペイン人旅行者</b></p>

<p>　松岡理事が、８月の京急将棋祭りの会場でスペイン人の学生の旅行者に声をかけ、所司七段が行なっている「世界の将棋大会」に誘ったところ、興味を持って参加してくれた。彼は、スペイン帰国後デンマークに渡っている。その後、brainkingで将棋を指し始め、スペインで将棋の <a href="http://www.yorisanjuu.info/">Yori Sanju</a> というスペイン語のブログを開設している方と連絡を取り合うなどしている。スペイン人の将棋のネットワークができていくのに貢献できた。彼の、brainking でのユーザー名は lordjackes 。日本語も少しできるので、会員の方は、臆せず brainking で対局を申し込み、交流をして欲しい。彼の brainkingでのプロフィールページの URL はhttp://brainking.com/en/Profile?u=71682</p>

<p><b>* モンゴルの子供への将棋指導の現場から</b>　モンゴルの子たちに数人にウランバートルのインターネットカフェから将棋倶楽部２４にアクセスして対局し、棋譜を見ながら指導するというやりかたを昨年の冬から試みてみたが、一番下の初心者で登録してもレベルが高く、小中学生は負けてばっかりで中途で脱落。しかし、大学生の Bagira 君が、なんとか１５級でサバイバルし、将棋の面白さに目覚めたようで、既に１００局以上対局しており、定着した感じ。　今は、角交換からの棒銀を得意としている。彼はまだ居玉で戦うことが多く、王手飛車とかの派手な手がよく飛び出し、二転三転の将棋が多い。そろそろ、玉を囲ってから攻めるようにアドバイスしようと思う。</p>

<p><b>＊上海と横浜、小中学生の将棋交流会を企画</b></p>

<p>　来年（２００９）は、横浜開港１５０周年に当たる。横浜市は、『横浜開港１５０周年―[市政１２０周年]記念行事―』、「１５０年分、横浜を楽しむ歴史と未来の祭典」と銘打ち、様々な記念行事を企画している。ISPSとしては、横浜と上海は友好都市でもあることから、上海許建東将棋倶楽部と神奈川県小中学校将棋連盟の提携による、小中学生友好将棋交流会の開催を働きかけている。現在のところ、来年の８月中旬ごろ、上海の小中学生２５人・横浜の小中学生５０人程の規模で、横浜において、交流会を実施する予定。</p></div>
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        <title>海外の将棋情報アラカルト（45号、2008年11月22日発行）</title>
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        <summary>* Shotest の XBox360 用が発売 　９月上旬に、マイクロソフトの...</summary>
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<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><p><b>* Shotest の XBox360 用が発売</b></p>

<p>　９月上旬に、マイクロソフトのゲーム機 Xbox360 用に Shotest Shogi という将棋ソフトが発売された。7ヶ国語（米仏独伊西中韓）対応。ルールや、定跡、手筋などのチュートリアルも用意されているので、将棋が初めての人でも楽しめる。漢字の駒と西洋風の駒を選択できる。</p><p><b>* NARUTO 疾風伝７８話「棒銀」はファンサブで Climbing Silver と訳された</b></p>

<p>　 ９月２５日にテレビ東京系列でアニメ「NARUTO」の２９７話「棒銀」が放映された。将棋では犠牲となる駒があるが、それがストーリーのメタファーとしてうまく使われている回である。シカマルとアスマが将棋を指すシーンが３分近く挿入されている。「NARUTO」は日本でテレビ放送された翌日にはもう、英語や中国語などの各国語にファンサブが字幕をつけて世界中で見られている現実がある。　「棒銀」というタイトルは英語で Climbing Silver と訳したファンサブが多い。</p>

<p><b>* シャンチーからネット世界選手権の動き</b></p>

<p>　ロンドンと香港にオフィスがあるWorld Mind Masters が、第４回目の世界シャンチーマスターズトーナメントを開催していることがわかった。オンライン対局で世界から３２人を選抜して北京に招待し、中国人のマスターたちと対戦するという、賞金総額４万米ドルの大会である。World Mind Masters は会社組織であり、将来は、シャンチーだけでなく、将棋を含む様々な頭脳ゲームで世界大会を開催する意向をもっている。今後の動きに注目しておく必要がある。</p>

<p>ホームページは　　<a href="http://www.worldmindmasters.com/">http://www.worldmindmasters.com/</a>　（<b>寺尾　学</b>）</p></div>
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        <title>こも・えすたスペイン将棋便り　「スペインでの普及を見つめて」（45号、2008年11月22日発行）</title>
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        <summary>　今年(2008年）の８月末に２年４ヶ月足らずのスペイン勤務を終えて、日本に帰国...</summary>
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<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><p>　今年(2008年）の８月末に２年４ヶ月足らずのスペイン勤務を終えて、日本に帰国しました。前回の記事で書いたとおり、前任地のイラクでは厳しい治安状況のために将棋、日本文化の普及、広報活動というようなことは全くできませんでした。　スペインには、フランス、ドイツ、英国といった他の欧州諸国と違って、将棋を指す人はほとんどいません。現地の将棋の組織はなく、将棋連盟の支部もありません。どこから手をつけていくのか、わからないという状況から始まりました。普及の目標としては、スペイン人自身による将棋愛好家の組織を作ってもらうというものでした。（<b>前スペイン日本大使館公使　山田　彰</b>）</p><p>　まず、スペイン人が運営しているマドリードの囲碁クラブ「<a href="http://www.clubgomadrid.org/">Namban</a>」で、将棋ファンを育てようと考えました。スペインでは三上さんという日本人が３０年以上にわたりボランティアで囲碁を教えてきていて、その弟子、孫弟子たちによるスペイン全体を組織する団体もずいぶん前からできていますし、そこから、今年の北京のマインドゲーム・オリンピックに囲碁の代表選手を出しています。「Namban」で囲碁を打ちつつ、スペイン人に将棋を教えました。ゲームをやっているスペイン人は飲み込みが早く、特にチェスを知っている人は将棋の魅力をすぐ理解しました。「Namban」に将棋の盤駒をたくさん寄付していったので、これからもマドリードにおける将棋の拠点となってくれるでしょう。</p>

<p>　日本ではあまり知られていませんが、他の欧州諸国同様、日本のマンガやアニメは大変な人気を博しており、その人気も年々高まっています。若い人たちの日本への関心の第一歩は、マンガやアニメから始まります。日本語を始める学生の７〜８割はマンガ、アニメが勉学のきっかけです。</p>

<p>　スペインでは、全国各地でマンガ・アニメのイベントが数多く開催されていますが、こうしたイベントに参加して、カラオケ大会やコスプレ大会の審査員をしたり、講演をしたりする傍ら、将棋講座を開きました。</p>

<p>　日本のマンガ・アニメに関心を持つ若者は日本のゲームにも関心を持っています。将棋は、彼らにとってまだなじみのないゲームですが、スペイン人自身がイベントの中で将棋コーナーを設けたいと考えるようになってきました。</p>

<p>　今年９月にスペインの日本学研究所という団体から「日本のテーブル・ゲームに関するイベントを行いたい。このイベントでは、囲碁、将棋、麻雀（注：どういう訳か、麻雀は将棋より先にスペインの日本文化愛好者の注目を集めているのです）を取り上げる予定なので、是非将棋を指す貴官に出席願いたい。このイベントが成功すれば、定期的に開催したい」という依頼のメールが私に届きました。残念なことに私の帰国後の開催予定になっていたので、私自身の出席はかなわないのですが、独自の動きの芽生えが感じられます。</p>

<p>　最近、「ハチワンダイバー」とか「３月のライオン」といった将棋を題材にした人気マンガが続々出てきましたが、日本のマンガやアニメから将棋に興味を持つというスペイン人はこれから増えそうです。７月に日本からアニメのプロデューサー・研究者である櫻井孝昌さんがスペインを訪問した際に、現地の団体<a href="http://www.adames.org/">ＡＤＡＭ</a>（アニメ・マンガ保護協会・・・要は、日本のアニメ、マンガの愛好者の集まりです）の会合に案内しました。櫻井さんは、日本のアニメについて講演を行い、私は将棋講座を開いたのですが、櫻井さんは「将棋なんて何十年ぶりだろう」といいながら、嬉々としてスペイン人と将棋を指していました。将棋を世界に普及していくためには、世界とつながっている日本人に将棋を普及させることも大事なのかな、と思いました。</p>

<p>　大使館ではスペイン人を集めて将棋教室を開催しました。今年の５月に、文化交流使・プロ棋士の<a href="http://www.es.emb-japan.go.jp/cultura_Shogi_Honma080521.htm">本間六段をマドリードに迎えて将棋講習会を開催</a>したのは、前号のかけはしで報告したとおりです。在留邦人が組織するマドリードの日本人会の餅つき大会でも将棋講座を開催しました。こうした講習会で、すぐに将棋を覚えるというわけにはいかないでしょうから、参考になるスペイン語や英語の将棋のウェブサイトを紹介した紙を配りました。ウェブ新時代に対応した海外普及をもっともっと考える必要があったと思うのですが、スペイン語による情報発信という面では不十分でした。</p>

<p>　さて、スペインでは夏はバカンス・シーズンで物事は動きません。今年（2008年）秋からさらに普及に力を入れ、工夫をして、組織作りという課題に取り組みたいと思っていたのですが、思いがけず帰国発令ということになり、赴任前に考えていた目標を達成するには至りませんでした。その意味では、ちょっと悔いも残っていますが、何とか普及の芽は出てきたのではないかという気もしています。<br />
<img alt="kakehashi45-yamada3.JPG" src="http://shogi-isps.org/kakehashi/images/kakehashi45-yamada3.JPG" width="488" height="366" border="0" /><br />
<img alt="kakehashi45-yamada1.JPG" src="http://shogi-isps.org/kakehashi/images/kakehashi45-yamada1.JPG" width="488" height="366" border="0" /></p></div>
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        <title>ISPSの戦略について（45号、2008年11月22日発行）</title>
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        <published>2009-03-11T13:11:12+09:00</published>
        <updated>2009-07-01T20:43:38+09:00</updated>
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<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><p>　今まで「将棋を世界に広める」と言っても、どこの国へ、いつまでに、どれくらい、将棋が広まればよいか、と言うことがはっきりしていませんでした。つまり、明確な戦略がなしで、とりあえずやってみようと言う姿勢だったわけです。（<b>眞田尚裕</b>）</p><p>　中国から初めて将棋のできる子供たちを招いたり、サンクトペテルブルグやウクライナに行ってみたり、将棋をやり始めた人がいると聞けば、まず動いてみるといった按配でした。創立から13年、法人化してから8年経って今考えてみると、何か闇雲にやってきた感じがしないでもありません。</p>

<p>　そこで来年からは、ISPSの戦略というものを立てて進んでいこうと思っています。理事会で2〜3ヶ月かけて検討します。</p>

<p>　まず、「誰に」と言うことから始めます。先方の国に≪核≫になる人かいて、その人を中心に将棋が盛んになり始めているところがあり、そこから要請があれば支援をするのが基本姿勢でした。これは変わりないと思います。</p>

<p>　ただ相手によっては、少し続いただけで直ぐやめてしまうところもあります。また、われわれが支援しなくても他の人がやってくれるとか、自分たちだけでしっかりやっていけるとか、いう所もあります。将棋連盟も、この問題をほうっているわけではありません。連盟の海外支部と言うのが４０近くあって、夫々、何らかの形で大本山である連盟と繋がっています。</p>

<p>　将棋の場合、覚えて、興味を持って、強くなって来て、更に面白くなって上を目指すと言うまでには時間がかかります。普及の目標を二段階ぐらいに分けて、これぐらいまでは指せるというところまで支援する必要があります。また、何人かの人たちが将棋が出来るようになればいいのでしょうか。一人でも強い人が出ればよいのでしょうか。</p>

<p>　今、将棋の世界普及を志している者はISPSだけではありません。連盟もやっています。まったくの個人がやっている場合もあります。が、それが個々に働いているのです。</p>

<p>　ISPSがしっかりと戦略を立て、連盟や他の同士も巻き込んで、将棋の世界普及をやり遂げる時がきているのです。</p></div>
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        <title>特別企画　羽生名人独占インタビュー「新たな発火点を目指して」（45号、2008年11月22日発行）</title>
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        <published>2009-03-11T12:03:07+09:00</published>
        <updated>2009-07-27T15:17:41+09:00</updated>
        <summary>　本年の名人戦に勝利し、第十九世永世名人となられました羽生善治名人に、将棋を世界...</summary>
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<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><p>　本年の名人戦に勝利し、第十九世永世名人となられました羽生善治名人に、将棋を世界に広める意義や方法などについて、お尋ねしました。<b>［独占インタビュー］</b>と題して、報告します。（<b>松岡信行</b>）<br />
　尚、インタビューは、本年９月１９日に行なわれました。</p>

<p><b>松岡</b><i>　先ずは、第１９世永世名人ご就位、おめでとうございます。就位式に参列させて頂きましたが、普段に比べ、随分と緊張されていたようにお見受けしました。</i></p><p><b>羽生</b>　今期の名人戦は反響が大きかったのと、本当に大勢だったものですから。責任の重さを感じました。</p>

<p><img alt="kakehashi45-habumeijin1.JPG" src="http://shogi-isps.org/kakehashi/images/kakehashi45-habumeijin1.JPG" width="488" height="366" border="0" /></p>

<p><b>松岡</b><i>　その緊張感が、今の快進撃を生んでいるのでしょうか。</i></p>

<p><b>羽生</b>　それは私には分かりません。ただ、今度の竜王戦は楽しみにしています。何しろ、対戦者が互いに永世称号が絡むというのは、初めてのことですから。</p>

<p><b>松岡</b><i>　第一戦は、パリですね。</i></p>

<p><b>羽生</b>　久しぶりの滞在になります。</p>

<p><b>松岡</b><i>　フランスには、現在、本間六段が普及のために滞在しています。将棋連盟としては、海外普及の拠点として、パリを考えているのでしょうか。</i></p>

<p><b>羽生</b>　本間六段の場合は、滞在の拠点としてパリにいたようです。フランスは大変囲碁が盛んで、囲碁のサロンの横には将棋が置かれている状況と聞いています。その意味では、広がる可能性はあるでしょうね。</p>

<p><b>松岡</b><i>　外国と言えば、今年、北京に行かれました。アジアの学生たちの集まりである<a href="http://www.aisep.net/">ＡＩＳＥＰ</a>の会合に、昨年の夏に引き続いて参加されましたが、将棋を指されたのでしょうか。</i></p>

<p><b>羽生</b>　将棋は全く指していません。将棋を指すというより、アジアの学生たちの交流を深めようということと、将棋の持つ文化的な背景を探ると言う趣旨で行われたものですから。</p>

<p><b>松岡</b><i>　学生たちの動きを、どのように感じられましたか。</i></p>

<p><b>羽生</b>　昨年の８月に第一回を開催して、もう今年の６月に第２回ですから、『動きが早い』と感じました。あれだけの準備期間でできたのは素晴らしいと思います。<br />
　何しろ、オリンピックの前だったため、北京では、集まっての活動は制限されていました。その上、７月からは全ての文化活動は出来なくなるなど、学生たちにとっては相当に高いハードルがありましたから。<br />
　しかしながら、参加者の意欲や能力が非常に高いこともありまして、携帯などを利用しながら、互いのコミュニケーションをスピーディにとっていくのには驚かされます。次々と決定し、先に進んで行くのです。実務能力にも長けているなと感じました。<br />
　私が北京に着いた時には、既に、北京大学に留学している日本の学生たちの間にも、相当なネットワークができていましたし、また、誰もが非常に積極的に活動している。そのバイタリティが素晴らしい。コアになる人が次々と生まれて来る感じがします。<br />
　また、棋士の中村太一君は早稲田の学生として参加しているのです。棋士であり学生である人もたくさん居るので、そうのようなネットワークが、新たにできてくる感じがしました。</p>

<p><b>松岡</b><i>　北京と言う場所も良かったですね。中国は、将棋人口が爆発的に増えていますから。</i></p>

<p><b>羽生</b>　そうですね。上海には許建東さんがおられ、北京には李民生さんがおられるなど、既に大きな基盤がありますし、いい意味での中国国内での競い合いもあります。互いに切磋琢磨して行く事は素晴らしいことです。また、豊田通商さんですとか、進出している日本企業の皆さんが協力してくれていることは、これからの将棋の普及のモデルとしての可能性も高いと思います。</p>

<p><b>松岡</b><i>　聞いているこちらの方もワクワクするような、大きな収穫と発展性を感じますね。進出している企業の話も出てきましたが、現地の人々との交流のための、一つの媒介として、将棋の役割があるかとも思うのですが。</i></p>

<p><b>羽生</b>　確かにそれもありますね。交流のきっかとして、将棋を活用する。それに、歴史の話ですとか、スポーツの話となると、エキサイトしやすいじゃないですか。将棋の話ぐらいでしたら、大きな刺激にはなりませんしね。話のきっかけとしても、いいものかなと思います。</p>

<p><b>松岡</b><i>　中国を中心として、海外への普及が、急速に進んでいく可能性を感じますね。<br />
　ところで、羽生先生にとりまして、海外普及の意義は、どのようなところにあると思われますか。</i></p>

<p><b>羽生</b>　世界には、日本の文化とか日本人というものに対して、侍とか芸者とかに代表される、焼きついているイメージと言うものがあるんです。実像を知ってもらうという意味では、将棋はいいのではないかと思います。また、ことにアジアにおいては、国々にそれぞれの将棋があるわけです。ですから、日本からアジアという一方通行の交流というわけではなく、お互いに共通する文化を持っていることを知ることによって、民族の誇りとか互いの理解ということが生まれるのではないでしょうか。</p>

<p><b>松岡</b><i>　将棋を通して、互いの文化の基盤や共通性を認識するということになる、ということですね。</i></p>

<p><img alt="kakehashi45-habumeijin2.JPG" src="http://shogi-isps.org/kakehashi/images/kakehashi45-habumeijin2.JPG" width="490" height="366" border="0" /></p>

<p><br />
<b>羽生</b>　アジアの多様性、文化の交じり合いの様なものを、将棋を通して知ることになるのは間違いの無いことですね。</p>

<p><b>松岡</b><i>　相互理解の一つとして将棋があり、将棋を広める意義があるということですか。素晴らしいですね。ところで、将棋連盟としては、将棋を世界に伝えることについては、どの様に考えているのでしょうか。</i></p>

<p><b>羽生</b>　連盟としてのお答えはできませんが、将棋連盟としても、今年は第四回の世界将棋フォーラムを開きますし、将棋を世界に広めていこうと言うことは絶えず考えていることだと思います。また、将棋連盟は組織としてそれほど大きなものではありませんので、海外まで手が回らないというのが、実情でしょう。<br />
　現在は、海外普及をされている人達に理解を示すとか、サポートするということとか、状況をしっかりと把握していることなどは、今後の展開を図る上で、大切ではないでしょうか。</p>

<p><b>松岡</b><i>　将棋連盟の海外支部の位置づけなど、現在は微妙なところに来ているように思えるのですが。</i></p>

<p><b>羽生</b>　先ずは国内をもっと充実させようというところだと思います。まだ、県の連合会が、全ての県で組織されているわけではないのです。足元をしっかり固めたいということでしょう。<br />
　ですが、日本の国内に比べて、海外の方が圧倒的に人口が多いわけですから、世界の将棋人口がある一定数に達したり、普及の範囲や段階がある一点に達したときに、世界における将棋のあり方だとか、普及の方法だとか、将棋連盟の構成だとかが、大きく変わるのではないかと思います。</p>

<p><b>松岡</b><i>　化学反応が起きる直前のような状態ですね。</i></p>

<p><b>羽生</b>　そうですね。「将棋世界」が世界中で売れ出した、などという状態がもし起こったならば、それだけでも、大変ですよね。（笑）</p>

<p><b>松岡</b><i>　世界マインドスポーツ大会などが企画されています。海外普及率が大きく影響する国際的な大会が次第に存在感を増す状況に来ているのですが、それらを見比べては、いかがでしょうか。<br />
　また、世界的なチェスといえども、プロとして生きている人は６０人程度、それに比べて、僅か一国で、２００人のプロがいて、それぞれに給料を支払う組織を持っている日本の将棋界。この組織的な密度の濃さと、世界の中の孤立性が、今後の不安材料となっている気がするのですが。</i></p>

<p><b>羽生</b>　マインドスポーツ大会というより、オリンピックがあると思うのです。これが、どの方向に進んで行くかを、長期的に見極めることによって、方針が決まるのではないでしょうか。</p>

<p><img alt="kakehashi45-habumeijin3.JPG" src="http://shogi-isps.org/kakehashi/images/kakehashi45-habumeijin3.JPG" width="488" height="366" border="0" /></p>

<p>　国を挙げてという意味では、中国がしっかりしていますね。チェスの場合は、<a href="http://www.fide.com/">FIDE</a>というのですが、丁度、サッカーのFIFAと思ってもらえればいいのです。中心はあるのですが、全て、各地域に任せてしまっている。組織的にゆるいことが、普及に役立っている面があるのです。<br />
　その代わり、プロといっても、ゴルフのレッスンプロのように、自分で生徒を開拓しなければならない。それが、逆に、広めていく力になる。組織的な基盤がしっかりしていることは、逆に外に向って行かないということになる面があるかもしれません。</p>

<p><b>松岡</b><i>　将棋の普及にもチェスのような方向性やゴルフのレッスンプロのような方向が考えられるのではありませんか。</i></p>

<p><b>羽生</b>　先ずは、とてもうまく行った一例が現れることだと思います。</p>

<p><b>松岡</b><i>　将棋の海外普及についてはどのようなところに力点を置いたらよいでしょうか。</i></p>

<p><b>羽生</b>　将棋のようなボードゲームというのは、あまり先進国では流行らないのです。</p>

<p><b>松岡</b><i>　それはどうしてでしょう。</i></p>

<p><b>羽生</b>　ある意味、事実が示しています。発展したところでは仕事が生活の中心で、時間の多くをそこに費やすことになってしまうのです。<br />
　これから発展する途上の国に、流行っていく可能性が高いと思われます。生活は大変でしょうが余暇の時間も多いので、広がる下地があるのでしょう。普及対象を定めるときに考慮する必要があると思います。</p>

<p><b>松岡</b><i>　インターネットは、将棋の普及と言う面ではいかがでしょうか。羽生先生が言われる意味では、まだ、コンピュータが持てない国の人々を普及の対象にするべきだと、言われたような気がするのですが。</i></p>

<p><b>羽生</b>　日本の場合は、インターネットの環境がとてもいい国です。日本での普及には非常に有効であると思います。ですが、海外の場合は、やはり、初期の段階では人が動いた方がいいのではないでしょうか。　ただ、今年、北京に行ったときに、マレ−シアから一人の学生の参加があったのです。将棋の全く無い環境ですよね。彼はインターネットで将棋を覚えて、強くなり、参加してきたのです。全くの空白地域から将棋愛好家が生まれるというのは、インターネットの力ですね。想像もしないところから、生まれる可能性も秘めているということでもあります。</p>

<p><img alt="kakehashi45-habumeijin4.JPG" src="http://shogi-isps.org/kakehashi/images/kakehashi45-habumeijin4.JPG" width="488" height="366" border="0" /></p>

<p><b>松岡</b><i>　マイクロソフト社でＸボックス３６０という、日本を除く七ヶ国語に翻訳された将棋ソフトが発売されるらしいのです。将棋の普及にはいかがでしょうか。</i></p>

<p><b>羽生</b>　ビル・ゲイツという人は、囲碁を打たれるのです。将棋にも理解を示しているのでしょう。今、日本系列の航空会社には、飛行機の中でできる将棋のゲームソフトがあります。様々なゲームソフトに世界中の多くの言語が入れば、興味を持つ人が増えてくる可能性が、益々増してくるのではないでしょうか。</p>

<p><b>松岡</b><i>　最後になりましたが、ISPSと将棋連盟との連携を含め、ISPSの方向性はどのようにあるべきなのでしょうか。</i></p>

<p><b>羽生</b>　個人で思っていることは、将棋が世界的に広まっていく、将棋を楽しむ人が増えていくことは非常に大事なことだと思うのです。是非そうなって行って欲しいと思っているのですけれども、一番大切なことは、ISPSをはじめとして、普及に携わる人々が、普及していくことが楽しいとか、やりがいがあるとか、もっと時間を費やしたいだとか、そういう気持ちで、取り組んでいって欲しいと思うのです。このことが一番大事な事なのです。その活動によって、あまり急速に将棋人口が増えなくてもいいのです。１０年２０年と永く続けていって頂けることが大事なのであって、続けるには、やりがいとか楽しさは必要不可欠なことでしょう。そのところに将棋連盟が一番サポートできるところではないかと思うのです。</p>

<p><b>松岡</b><i>　永世名人就位式で羽生先生の言われた、マラソンランナーのようにですね。</i></p>

<p><b>羽生</b>　ISPSは本当に人が揃っているという感じがします。普通のＮＰＯ法人には考えられない程、本当にいろんなことに拓けている人が山ほどいますね。その個性を生かして、眞田先生を中心として、是非、力を結集して行って欲しいと思います。<br />
　情報を収集し、情報を共有していく、ということは、次の世代にとって非常に重要なことだと思います。現在でも既にそうなのでしょうけれども、ISPSが、海外普及を中心とした情報中枢センターのような役割を、より多く担ってくれることを期待しています。</p>

<p><b>松岡</b><i>　とても示唆に富むお話の数々、有難うございました。今後のISPSにとって、また、将棋界の発展にとって、とても有意義な時間であったと思います。今後の更なる活躍を期待しています。</i></p>

<p><b>　インタビューを終えて</b></p>

<p>　分刻みの過密なスケジュールを割いて、インタビューに応じてくれた羽生名人。大変、微妙な問題に質問が及んでいるにも関わらず、一つ一つの質問に、淀みなく答えて行く姿に感動を覚えました。</p>

<p>　最初に、AISEP（アジア国際学生将棋交流企画）という東京大学の山内一馬氏を中心とするアジアの学生たちの、若く力強い活動の様子を生き生きと伝えてくれました。単に、「日本の将棋を世界に広める」というスタンスから一歩進んで、アジア一帯にある将棋の文化圏は、互いの文化的な共通基盤を持つことを認識し、それを通して、相互理解に役立たせていくという姿勢です。羽生名人は、このスタンスに同調するとともに、いわゆる相互乗り入れの中に、アジアの若者たちの活動網の中に、将棋の海外普及の意義と将棋普及の活路を見出しているのではないかと感じました。</p>

<p>　一方、ISPSに対しては、組織的な充実や人的資源の豊富さに言及しつつ、今後の将棋界にとって最も大切な、『情報の収集』と『情報の共有』のための『中枢センター』として役割の中に、今後の方向性があることを示唆すると同時に、気負わない、ゆとりと喜びのある運動であって欲しいとの気遣いも示してくれました。</p>

<p>　日本国内の組織的な充実を第一に据え、様々な方向に隈なく目を向けていく。インターネットやゲームソフトなど有効と思えるもの全てを活用しつつ、ある一点まで押し上げていく。やがて発火点に達した瞬間、現在の組織や体制は一気に変わらなければならない。そのための準備に入る必要を語ってくれました。</p>

<p>　最初のアポイントを、こちらの都合でキャンセルしたにも関わらず、快くインタビューに応じてくれた羽生名人。予定していた１時間は瞬く間に過ぎ、実りの多さと、改めて名人の人柄と聡明さに触れた部屋を後にしました。</p></div>
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        <title>春節の北京（44号、2008年7月23日発行）</title>
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        <published>2009-01-07T11:44:36+09:00</published>
        <updated>2009-07-01T20:43:38+09:00</updated>
        <summary>　昨年の夏、東大の学生が中心になってＡＩＳＥＰを開催し、李民生先生が来日したとき...</summary>
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        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="中国・香港・台湾" />
        
        
<content type="html" xml:base="http://isps.lekumo.biz/kakehashi/">
<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><p>　昨年の夏、東大の学生が中心になってＡＩＳＥＰを開催し、李民生先生が来日したとき、一緒に将棋連盟に桜井常務理事を訪問しました。その際「連盟がなにかお助けすることはありませんか」と聞かれた李先生は、「今年(2008年)の春節の行事に専門棋士を派遣して欲しい」と要望しました。これが実現して、今春北京へ行くことになりました。（<b>宇都宮靖彦</b>）</p><p>　北京の中心部にある龍譚公園では、毎年龍譚廟会という春節の行事がおこなわれますが、そのなかで棋類を中心にした催しがあります。それに昨年から将棋も加わって、第1回豊田通商杯小学生将棋大会が開催されました。今年はそれに中学生と大学生の部が加わって更に大きな形で実施されることになりました。<br />
　<br />
　連盟からは女流の早水2段と上田初段が最初から参加、週末には順位戦対局をおえた青野理事も参加され強力な布陣で望むことになりました。この公園は北京市民の多くに親しまれている場所で、2月6日から12日までの会期中は約2百万人の人が訪れるということです。午後になると、移動もママならないほどの人であふれます。今年はオリンピックの年でもあり、其の関係の展示や体験教室がめだちました。将棋のサイトは、棋類として囲碁、チェス、シャンチ−とおなじ一角を占め、大会の予選、決勝と指導対局、将棋に関する展示が行われました。運営は主催者である豊田通商の袴田さんの人脈と、李先生の教室の若手スタッフがあたり、会場は熱気にあふれていました。棋類の会場は通路より一寸奥まったところにあり、将棋のサイトには人がひっきりなしに観に来て、1日1,000人以上8日間で1万人ぐらいの人が訪れたとのことです。</p>

<p>　人寄せには王祥さん(李先生の協力者)の展示の説明が好評で、多くの聴衆をひきつけていました。中国語の内容および巧拙は私には分かりませんが、受けているなと実感しました。(北京では日本語はおろか英語を解する人も殆どいません。これでオリンピックは大丈夫かしら)</p>

<p>　また配布物として北京大学の学生徐博シン君が李民生先生と共著で出版され北京で話題になった「将棋」という本が大量に置かれ、宣伝に一役買っていました。</p>

<p>　さてここで将棋の上で見た上海と北京の違いを見てみましょう。ご承知のように上海はビジネスマンタイプの許建東さんが先頭にたち、得意の日本語を生かして日本国内にも支援の輪をひろげ、すでに15万人に普及が進んでいるといっています。これに対して、北京では李民生先生が中心ですが、李先生はあくまでも教育者の立場から、普及を進めておられ、日本語、英語とも不得手なので、協力者の支援を得て地道に成果をあげてきており、3〜5万人の人たちが将棋を知っているとのことです。</p>

<p>　李先生によれば、小泉内閣のときは非常にやりにくかったそうです。上海が経済の中心地だとすれば、ここ北京はやはり政治の中心地であるとの印象を深めました。其の分両国の関係が好転しつつある今はやりやすくなったと言えます。また一両年まえに中学校の選択科目として日本将棋が加わったとのことで、すでに3校で履修する生徒がいるそうです。まだ軌道にのったとはいえない状況でしょうが、明るい材料でしょう。</p>

<p>　総じて上海にしても北京にしても、日本将棋の普及が教育の場から始まっており、また中国は棋類の団体が体育協会の傘下にあることから、今回のオリンピックの対応でもみられるように、國際マインドスポ−ツ連盟の動きについても好意的に反応してくれました。</p>

<p>　中国における将棋の普及がいわば、公的機関や行政の了解や支援のもとに展開されていることは、現地のリ−ダ−たちの永年の努力によるもので、心強いことです。</p>

<p>　さて小生は李鵬宇君と練習将棋をさすことになりました。1局目は穴熊に囲われて完敗、2局目はこれではならじと目一杯に指して漸く指し分けに持ち込みましたが、流石北京の最強者でなかなか充実している感じでした。実は昨年北京の大学チ−ムが関西地区に来たとき、関西の大学生の序盤作戦についていけず、李先生から対策について要請があり、所司先生から定跡関係のソフトの入ったＣＤを頂いたり、東大将棋ＮＯ，8を贈呈したのですが、いくらか役に立ったのかなと思っています。さて今回の決勝戦の模様は囲碁将棋チャンネルで青野九段の解説で放映されましたが、各クラスの参加者数と優勝者は次のとおりです。<br />
小学生　48名参加　張天天<br />
中学生　14名参加　周一鳴<br />
大学生　15名参加　李鵬宇</p>

<p>　さて、会期中に李先生の本拠である崇文区の少年宮を訪ねる機会がありました。そこには数多くの将棋を愛する人の写真が飾られていました。専門家では原田、大内、米長、羽生、森内、佐藤、青野、小林(健)、所司、安恵などの諸先生、アマチュアでは庄司さんのほかＩＳＰＳの真田,山田両氏、若手の山内一馬君の写真もありました。ＩＳＰＳでは1995年竜王戦の北京対局のあと、森本さんが大内先生などが日本人の愛棋家に北京での普及の支援を呼びかけたのに答えたのが発端で、数次にわたる学童を交えた交流の歴史があります。今回のイベントでは、袴田さんが長年北京で努力されたこともあり、豊田通商が会社としての支援体制を組み、人的にあるいは資金的にバックアップをして盛大なイベントとなりました。また国際交流基金の藤田さんなど現地にいる有力な人たちのサポ−トもありました。今までの歴史をみても、李先生の人徳でしょうか、支援の輪の中に今日があるものと思われます。それが更に大きくなって次に繋がっていければよいなと思いながら北京を後にしました。</p></div>
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        <title>こも・えすた　スペイン将棋便り（44号、2008年7月23日発行）</title>
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        <published>2009-01-07T11:38:58+09:00</published>
        <updated>2009-07-01T20:43:38+09:00</updated>
        <summary>芽生えてきたスペインの将棋 １．本間六段を迎えての将棋講習会 　日本政府(文化庁...</summary>
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        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="スペイン" />
        
        
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<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><p><b>芽生えてきたスペインの将棋</b></p>

<p><b>１．本間六段を迎えての将棋講習会</b></p>

<p>　日本政府(文化庁)は、日本文化の普及や海外の交流のために、芸術や文化の各分野の専門家を文化交流使として世界各国に派遣しています。かけはし読者はご承知でしょうが、日本将棋連盟の本間博六段はこの文化交流使として昨年９月からパリに９ヶ月間派遣されていて、この５月初旬にマドリードを訪問しました。この機会を活用して、５月８日１９時から約２時間にわたり、大使館の多目的ホールで、将棋講習会を開催しました。講習会の参加者は、スペイン人を中心に５０名弱でしたが、スペインにおいて将棋の会合のためにこれだけの数のスペイン人が集まったのは、おそらく初めてだったでしょう。（<b>山田彰</b>）</p><p>　参加者が将棋について理解しやすいように、ルール解説、将棋の戦いの考え方、参考英文・西文ウエブサイト等を記載したスペイン語の資料を準備して、参加者に配りました。講座の冒頭約１時間、本間六段が駒の動かし方等のルール、簡単な詰みの形を解説し、私が通訳と指導補佐を担当しました。その後、駒落ちでの指導対局や参加者同士の対局を行いました。参加者には全くの初心者、チェス協会の関係者、経験者(ほとんどの人が、私がここで教えていたスペイン人です)が入り交じっていましたが、本間六段によれば、一部参加者のレベル(棋力)は、事前に予想していたよりかなり高かったということです。３手詰めですが、回答を知らないと盲点に陥る詰将棋(玉の横に銀２枚、５二角成り、という例の問題)をすぐに解いたスペイン人がいて、私も驚きました。</p>

<p>　直前になってＴＶ放送局(テレ・マドリード)が将棋の講習会の様子を生中継したいと申し込んできました。中継車が大使館にやってきて、約６分間にわたり、将棋講習会の様子やインタビューなどが生中継・放送されました。これは日本と将棋普及の良い広報になったのではないかと思います。講習会の様子は、大使館のＨＰにも掲載されています。<br />
<a href="http://www.es.emb-japan.go.jp/cultura_Shogi_Honma080521.htm">http://www.es.emb-japan.go.jp/cultura_Shogi_Honma080521.htm</a></p>

<p>　さらに、本間六段は５月１０日、マドリード郊外で開催されたＥＸＰＯＭＡＮＧＡ２００８（マンガ、アニメなどを中心にした日本のポップカルチャーの祭典。３日間で２万人以上の有料入場者があります。)においても、来場者に対して将棋指導を行ってくれました。日本のポップカルチャーに関心を持つスペイン人は、将棋や囲碁といった日本の伝統的ゲームにも関心を持つ人が多いのです。</p>

<p><br />
<b>２．スペインでの将棋普及</b></p>

<p>　前任地のイラクでは治安情勢のため将棋普及などは夢のまた夢でしたが、スペインでは将棋を普及するべく活動してきました。しかし、英、仏、独など欧州の他の国では、将棋連盟の支部もありますし、その国の人による将棋の組織が既にあるのに対し、スペインではこれまで全くと言っていいほど将棋は普及しておらず、ゼロからのスタートでした。</p>

<p>　この２年間、いろいろな場所で細々と普及活動をしてきましたが、ようやく少し芽が出てきたのかなという気もします。インターネットの発達により、（将棋に限らず、文化一般について)国際的な普及のあり方が変わってきた感じもあります。今では、外国にいる見知らぬ人同士がインターネット上で対局することはごく簡単にできます。将棋に関する外国語の情報はまだまだ少ないですが、数年前に比べれば段違いに増えました。日本文化に関心のある人や囲碁の愛好家の中に、将棋に関心を向ける人が少しずつ現れています。</p>

<p>　たとえば、本間六段の訪問の翌週、ウエルバ(アンダルシア州セビーリャ市の少し先の街です。)に行った際には、サロン・デ・コミックという行事の主催者側から将棋講座を開いてくれと要請されたのでした。将棋についてウエルバＴＶからの取材も受けました。マンガやアニメや日本文化を楽しんでいる現地の団体に将棋のセットを寄付したら、とても喜ばれました。</p>

<p>　まだ、ほんのわずかな人しか認知していませんが、その人たちの間では将棋もクールな日本文化の一部として認識されてきたのかもしれません。</p></div>
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    </entry>
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        <title>特別企画　「安恵先生へのインタビュー」（44号、2008年7月23日発行）</title>
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        <published>2009-01-07T11:29:32+09:00</published>
        <updated>2009-07-01T20:43:38+09:00</updated>
        <summary>ブラジル訪問を終えて 　この度、南米に将棋の普及においでになりました安恵照剛八段...</summary>
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        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="中南米" />
        
        
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<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><p><b>ブラジル訪問を終えて</b></p>

<p>　この度、南米に将棋の普及においでになりました安恵照剛八段に、『かけはし』の編集委員が、派遣の経緯やブラジルでの将棋普及の様子などをお尋ねしました。インタビューの概略を報告します。（聞き手：『かけはし』編集委員）</p><p><b>編集委員</b>　「今度、将棋の普及にサンパウロに行かれ普及に努められたそうですが、どのような経緯で、派遣されたのでしょうか」<br />
<b>安恵八段</b>　「日本人が移民としてブラジルに渡ってから丁度100周年なんです。これを記念した事業の一環として、国際交流基金と日本将棋連盟の支援の下に現地の将棋普及と指導のためということで、私と石川陽生七段が派遣されました」</p>

<p><b>編集委員</b>　「派遣されるからには何か理由があったと思うのですが、安恵先生とブラジルとは以前から何か関係があったのでしょうか」<br />
<b>安恵八段</b>　「特に関係というほど	のことではないのですが、以前にブラジルに渡ってみようと思ったことがあるのです」</p>

<p><b>編集委員</b>　「ブラジルにですか！」<br />
<b>安恵八段</b>　「ええ、40年ほど前のことですが、あまりにプロへの道が厳しいので、将棋の普及をかねてブラジルで新たな人生を考えようと渡伯を望んだことがあったんですよ」</p>

<p><b>編集委員</b>　「それはそれは」<br />
<b>安恵八段</b>　「お蔭様で、まもなくプロになれたために実際にブラジルに行くことはなかったんですが、私個人としては、当時を思い出しますし、今回プロ棋士として訪伯できて大変喜んでいいます」</p>

<p><b>編集委員</b>　「どのような旅程だったのでしょうか。簡単な日程と経路をお伺いできれば、と思いますが」<br />
<b>安恵八段</b>　「4月30日に日本発って、5月1日に米国経由でサンパウロ着きました。その日にブラジル将棋連盟を訪問し、5月2日には記者会見。その後に、ブラジル将棋連盟の方々と指導将棋を指しました。ブラジル将棋連盟の本部が将棋クラブのようになっていて、そこで3面ざしの指導対局を行いました。続いて5月3日歓迎昼食会。5月4日ブラジル王将戦の審判と指導と続きました」</p>

<p><b>編集委員</b>　「中々の強行軍ですね。我々ISPSが先生に事前にお願いしました、ポルトアレグレ市の大学生とは会うことができたのでしょうか」<br />
<b>安恵八段</b>　「できました。５月４日のブラジル王将戦の後に会いまして、指導もしてきました」</p>

<p><b>編集委員</b>　「それはありがとうございました。さぞ、彼らも喜んでくれたことでしょう。ところで、全日程が将棋の普及だったのですか」<br />
<b>安恵八段</b>　「幸いなことに、少し時間的な余裕も頂き、5日、6日は観光にあてることができました。良い思い出です。7日にブラジルを発って、米国経由で帰国しました。</p>

<p><b>編集委員</b>　「ブラジルでの将棋の広まり具合はいかがでしたでしょうか。日系人以外にも多く広まっているのでしょうか」<br />
<b>安恵八段</b>　「やはり日系人が中心でしたね。日系人以外では、ＩＳＰＳが紹介した大学生たちが目立ったくらいでした」</p>

<p><b>編集委員</b>　「将棋を南米へ普及しようとした場合、どのような方策が有効だとお考えですか」<br />
<b>安恵八段</b>　「現地語もしくは英語、できるだけ現地語で『将棋』を普及できることが必要だと思います」</p>

<p><b>編集委員</b>　「最後にお聞きしたいと思いますが、南米での将棋の普及を考えた場合、今後、ＩＳＰＳにとって有効な方法があるとしたら、どのような方法があるとお考えでしょうか」<br />
<b>安恵八段</b>　「難しい質問ですね。広範な方法は提示できませんが、向こうで接触した感じでは、現在のブラジル領事の高橋さんは将棋に対して非常に協力的なのです。折があればISPSからコンタクトを取ってみるのはどうでしょうか。また今度、竜王戦にブラジル大会の優勝者、高島ロベルト五段が来日することになっています。其の前後に私が現地でお世話になった斉藤専務理事が来日されるようなので、その際にコンタクトしてはどうでしょうか。」</p>

<p><b>編集委員</b>　「とてもご示唆に富む話の中からも、有意義な普及活動であったことが良く分かりました。今後とも、海外普及にご活躍されますことと、ISPSへの更なるご援助を宜しくお願いいたします。どうも有難うございました」</p>

<p><br />
　発展を続けるブラジル・サンパウロ。特に日系人が国の上層部にいて、発展を支えている。将棋界にとってのサンパウロは最古の拠点の一つですし、上海に次ぐ最大の海外拠点です。<br />
二世・三世も入れると人的資源も豊富ですから、南米の将棋の普及発展の根拠地となることは間違いはありません。加藤治郎先生や大山康晴先生の時代に既に基盤や根拠を造り、中心人物の発掘を図られてきました。安恵先生・石川先生は、きっと確立された組織が現在どのように機能しているか、今後の見通しなどを調べられたのでしょう。広範な掘り起こしを画するには、実績を持つISPSの出番かと思います。インターネットを駆使し、人物やメディアを動かし、南米普及の足がかりをつくりたいものです。</p></div>
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        <title>夢と計画 - インターネットでできることはインターネットへ（44号、2008年7月23日発行）</title>
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        <published>2009-01-07T11:23:12+09:00</published>
        <updated>2009-07-01T20:43:38+09:00</updated>
        <summary>　今、すでにインターネットの時代です。ISPSで流す情報もなるべく多くをインター...</summary>
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<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><p>　今、すでにインターネットの時代です。ISPSで流す情報もなるべく多くをインターネットを利用して行こうと思っています。どこでどんな大会があって誰が勝った、などという海外将棋情報などはインターネットが得意とするところです。何といってもニュース性がありスピードがあります。（<b>眞田尚裕</b>）</p><p>　また海外対局もいくつかのサイトがあって、日本の強い人に外国人が直接ぶっつかって行くことが出来るようになりました。超初心の将棋対局も今ISPSがモンゴルとやっているような方式ですることが出来ます。モンゴルの人があるサイトで将棋を指します、そのサイトをISPSの人が見て、(リアルタイムでなくても)講評する、というやり方です。モンゴルでは個別にはインターネットがないので、日を決めてインターネットカフェーみたいな所へ集まってもらっています。今あるサイトは、多分強過ぎて初心者では勝てないことが多い。又一局終わっても感想戦が出来ないものが多いのです。実際にやるときには時差があるのも問題です。そこでISPSが試しにやっているこのモンゴルとのやり方がうまく行けば、しめたものです。<br />
　何だかんだと言っているうちに機械のほうが進歩して、パソコンを持っていれば世界中の人と将棋が指せるようになるのは、もう直ぐです。強い人は「24」などで個人的に指せば良いでしょう。海外でも、将棋を習いたい人、又将棋を教えたい人がいて、インターネットを利用するなら個人でできるのです。ごく弱い人、これから習おうと言う人に対して、今後どうやって行くかがISPSの大きな課題ではないでしょうか。<br />
　そこで、こうしたことへ経費を使いたいと思いますので、従来年4回発行していた会報「かけはし」を年3回の発行に変更します。また、インターネット上のmixiやVoxなどの道具を使って、会員一人ひとりが、ネットで外国の人と対局した、とか、今度アメリカに旅行へ行くのだが、向こうで将棋を指す人を知らないだろうか、とか、日本に旅行に来ている外国人と将棋を指した写真を撮った、とかの情報を素早く交換できるような仕組みを作っていきたく考えています。そのためには、会員一人ひとりの方が、メールだけでなく、ウェブを使っていくことが肝心です。会員各位のご賛同とご協力を賜りますようお願いいたします。</p></div>
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        <title>『かけはし』新たな出発に向けて（44号、2008年7月23日発行）</title>
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        <published>2009-01-07T11:20:32+09:00</published>
        <updated>2009-07-01T20:43:38+09:00</updated>
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<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><p>　永く『かけはし』の編集に携わって来られた寺尾理事に代わり、今回から編集を担当します。今年の４月よりISPSの理事という大役をおおせつかると同時に、機関誌『かけはし』の編集に関わることになりました。改めて編集・製作という目で『かけはし』を見ますと、内容・構成に歴史の重みを感じ、体が引き締まるのを禁じ得ません。第４４号。いかにも素人が作ったものと思われましょうが、精一杯に取り組みました。ご寛恕ください。（<b>松岡信行</b>）</p><p>　昨年度はオブザーバーとして理事会に関わらせていただき、理事会の様子を拝見しながらISPSの当面する諸問題について考えても参りました。私なりの感想を一言で表すなら、「《将棋を世界に広める会》は、丁度、転換点に来ている」　となりましょう。<br />
《定款　第３条「本会は、世界各国に、将棋を普及させる事業を行い将棋を通じて諸外国との交流・親善友好に寄与することを目的とする」》<br />
　ここに、ISPSの基本的な立場や方向性が示されていると思いますが、将棋界には「日本将棋連盟」という本隊がある以上、ISPSが全く独自に展開することは無理な事。『本隊の行動に先駆けて地理的・人的な足場や方向性を築き、本隊の動きを促す』ことに、ISPSの大きな存在意義を見出してきたのではないかと思います。<br />
　永年の努力が報われて、日本将棋連盟が本格的に海外普及に向け動き始めて来ました。『先駆的に本体を誘導する』という一つの大きな目標が『成就』してきているのは確かなことでしょう。しかしながら、一つの成就は一つの目標の喪失でもあります。と同時に、発足当初には想定されていなかった、インターネットの急速な普及と拡大が起こって来ました。これまで骨格としてきた『諸外国との交流・親善友好』のために個人的な外国との接触の重視、梯団を組んでの外国訪問と将棋普及という、私的外交官的な外務省的な方向に行き詰まりを招来しました。<br />
　正に今は、ISPSには新たな方向性とフロンテイアの開拓が迫られているのだと思います。<br />
　今年の１月から４月にかけ、一つの結論が出てまいりました。中心をインターネット内に移して行こうということです。インターネットの中には、世界各地に広がる将棋愛好家や普及に力を注ぐ個人または組織との接触など、まだ皆の手をつけていないフィールドが沢山ありましょう。具体的にはVOXなどを利用し、世界中の将棋フアンとの積極的なコンタクトの展開、ISPS会員との双方向性のあるコミュニケーションの場の創設、様々に蓄積された多くのデータの共有等々、この方向に向かって大きく踏み出そうということです。<br />
　インターネットの重視に伴い、当然のことながら、機関誌『かけはし』の存続問題も論議されました。インターネットが十分に機能し始めるとき、情報量が少なく伝達速度の遅い、しかも費用のかさむ『かけはし』の有効性の問題が浮上するのは当然のことでしょう。様々な意見が飛び交い始めました。対立点が明確になるに従い、次第に議論は熱を帯びて来ます。激しいやり取り。新たな展開。やがて声が静まる頃、皆は合意に達しました。それは、<br />
《流動性の高い情報に対する一つの『楔』として、依然として『かけはし』は重要である》というものです。最も必要な情報の固定・保存、吟味された情報発信、会の基本方針の伝達、会員相互の関係の強化、国内基盤の安定化等のために。しかしながら、会員数が伸び悩み、資金的基盤が乏しい状況での『かけはし』の年４回の発行は、全体の財政を圧迫する可能性が高い。そのため、発行回数を年３回にすることを３月の総会で決議、具体的には７月・１１月・２月にすることとしました。<br />
　これらの決定を伝えるために、４４号に限っては、従来通り６月に発行すべきものですが、引継ぎの関係と、新編集委員の力量の不足により、７月発行となってしまったことをお詫び申し上げます。<br />
　とまれ、世界に向かうには、国内の充実を基本とします。会員相互の関係の強化と会員数の増加、諸機関の関係強化と発展、新たな資金源の獲得など当面の問題を解決しつつ、新たなフロンティアに向かって、大きく『橋』をかけて行こうではありませんか。</p></div>
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