ウクライナの学童を日本に招待(36号,6月17日発行)
かけはし34号で描いた夢が実現しそうです。(眞田尚裕)
イベント名 日本ウクライナ学童将棋交流会
招待者 ウクライナリフネ少年宮の先生1名と生徒3名
日程 8月6日 日 成田着
7日 月 東急将棋祭り
8日 火 神奈川県小中学生将棋大会へ参加
9日 水 東京見学
10日 木 日本将棋連盟訪問
11日 金 成田発 ウクライナへ
主催 将棋を世界に広める会
後援 日本将棋連盟 予定 外務省 予定
協賛 ㈱御蔵
以上のような予定で夢は現実のものとなります。去年の5月ウクライナへ9人のISPS会員が行った時、将棋大会に50人位はいたでしょうか、大人と同じぐらいの人数の子供たちが集まっていたのにはびっくりしました。「ウクライナってロシアですか」とか「ウクライナで将棋をする人がいるのですか」とか聞かれるのが日本では、むしろ当たり前です。大人の中には強い人もいます。私はコロミエッツ三段に負かされました。子供は少年宮で将棋を勉強しています。それもいっぺんに何十人と言う単位で。皆人懐っこくて漢字で名前を書いてあげると大変喜んで我も我もと紙と鉛筆とを持って寄って来て、将棋大会が時ならぬサイン会の様相を呈したほどでした。
ウクライナの国内旅行はもちろん、ましてや飛行機に乗ってはるばる日本まで来るなどということは、おそらく思ってもいない子供たちです。将棋が強くなれば日本へ行けるのだとわからせたならウクライナの将棋普及の大きな刺激になるに違いありません。
そこで去年の国際フォーラムの時に、少年宮の先生に、もし小人数でも子供たちを日本へ来させる事が出来るだろうかと聞きました。航空運賃、宿泊費等日本側負担ですから、国の事情が許せばOKですという事でした。
それから計画を立て、国際交流基金の助成を当てにして話は具体化しました。実は基金の返答が4月まで出ないということで一部計画は先走ったところもあったのです。ところがて「まことに遺憾ながら---」と断られてしまいました。今更お金が無いから中止です,とは言えませんので最初の案より人数を減らすなどして、やり遂げることにしました。全体で90万円最低で必要なところ会が出せるのは45万円です。残り45万円は,将棋の国際普及に理解と関心のある方々にお願いをして寄付をして頂こうと言うことにしました。
日本へ來てからの日程は、神奈川県小中学生将棋大会への参加を一番の目玉とします。1チーム3人ずつの団体戦でA,B,Cの三クラスに分かれAクラスは有段者も混じる強い子供の集まり、Cクラスは将棋がやっとできるクラスで、王手を忘れて王手をかけ相手が投げるといったクラスです。ウクライナの学童にはBクラスに参加してもらおうと思っています。その他の日には、将棋連盟の道場で強い人に教わるなどを考えています。
今ボランティアでロシア語かウクライナ語の通訳をしてくれる人を探しています。
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