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ISPSの夢と計画(14号、2000.12.15)

 この「かけはし」のなかに我々の夢と計画を語るページを設けました。当分の間、わたしが担当しますが、皆様の夢やご意見・ご要望などをお寄せいただければ幸いです。(眞田尚裕)

ISPS法人となる

 神奈川県に提出していた特定非営利活動法人『将棋を世界に広める会』設立申請は9月29日に認証されました。続いて10月4日に法人登記を済ませ、10月25日には税務署設立届書を出しすべての手続きを終え、ISPSは法人となりました。会員の皆様にご報告と同時にお礼を申し上げます。
 会の法人化は創立以来の夢の一つでした。会員が増え、会の足腰がしっかりしてきたら、いつまでも任意団体でいないで、できるだけ早い機会に法人格を取得したいという願いが、NPO法の成立という追い風もあって思っていたよりも早く実現できました。
 従来ISPSは志の壮大さに比べ組織のひ弱さと経済基盤のもろさが弱点だといわれてきました。NPOは魔法の杖ではありませんから法人になったというだけではこの弱点が補われるものではないでしょう。現に法人になるなら辞めるという人もいました。将棋の国際普及についての会員個々の思い入れはかなり違いがあるようですし、それはでこぼこのままで構わないと思います。もともと「世界の人々と将棋を楽しむ」団体ですから内部の組織は柔軟であってよいのではないでしょうか。ただ会が法人になれば外部の法人との付き合いは変わってくると思います。外の人の会を見る目が良いほうへ変わってくることが期待でき、それが法人化の大きなメリットの一つになるでしょうし、会の活動範囲が今までより大きく広がってくるはずです。
 経済的な面では、じっとしていたのでは今までと同じで会員の増加による会費の増加のみに頼るということになるでしょうが、しかるべき相手に会の趣旨を真剣に説明して理解、協力を求めることは可能だと思います。その場合任意団体でなく法人であることが、有利に作用するはずです。新法人の理事長・理事が一番最初に取り組む必要のある仕事の一つだと思っています。
 将棋を世界に広める会のモットーは「夢はできるだけ大きく、やることは確実に一歩づつ」です。われわれの夢が法人化によって今まで以上に広がり、それが確実に実現していくように努力しましょう。

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