日韓チャンギ交流事業をスタートさせよう(22号、2002.12.21)
韓国は近くて遠い国だと言われてきました。今でもそうです。現に日本の将棋ファンでもチャンギ(韓国将棋)の出来る人はごく少数です。一般の方は韓国に独自の将棋があることをご存知ないでしょう。韓国では丁度その逆で、中国将棋やチェスを知っている人は居ても日本の将棋の事が分かっている人はごく稀です。(眞田尚裕)
今年のW杯サッカーの共同開催で日韓の距離は急速に縮まったと思います。知らない国同士が仲良くするには一緒にスポーツをし共に歌い、同じゲームで遊ぶことが非常に有効でしょう。
将棋を世界に広める会(ISPS)では2003年を日韓将棋チャンギ交流事業スタートの年にしたいと思っています。
ISPS会員の中に宋正彬(ソン・ジョンビン)さんという方がいます。この人は韓国将棋協会東京支部長でかなり以前から韓国の将棋を日本に普及させようと努力されています。ISPSの今年(2002年)の新年会でこの宋さんに会い「今年はサッカーだが来年は将棋で両国の間を繋ぐ様な事をしようではないか」と相談しました。
この宋さんの紹介で9月に韓国将棋協会の前本部事務局長のユ・チャンシク九段と会食することが出来ました。ISPSの事とその持っている夢とをお話しました。10月には朝鮮日報(韓国一の発行部数の新聞)ベックヂンフン日本支社長にお会いして夢を語りました。
夢を計画に変えるための細部についてはこれから決めるのですが、来年5月頃にISPS理事(または会員)1〜2名を韓国へ派遣して将棋交流の基本的な同意書を取り交わし今後の具体的計画をたてます。そして11月頃には韓国への「日韓将棋チャンギ交流の旅」を実施することになっています。
会員の中でこの際韓国を訪ねてチャンギを勉強したいという方かおられたら早目に手を上げてください。かけはし23号か24号で具体的な「計画」をお知らせすることができると思います。
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