会の目標について考えていること(42号、2007年12月22日発行)
会員の方の提言を受けて
かけはし41号の私の「会員を増やそう」の記事について、会員の高島俊洋さんから「活動の目的がつかめない」など5つの項目にわたって提言を頂きました。有難うございました。
直接答えにはなっていないかも知れませんが、今考えていることを二つ述べます。(眞田尚裕)
<ISPSの目的、日本将棋連盟との関係>
(1) ISPSの目的は世界中の人たちに将棋を覚えてもらって一緒に楽しもうということです。
そこで、それではどうやってその目的を達成するかが大きな課題です。これは人によって意見が異なります。まず世界と言っても、そのいくつの国に将棋を普及すればよいのか、またどれだけの人に教えて、どこまで強くすれば良いのかと言ったことは曖昧です。
ISPSが発足して12年、それは手探り状態でやってきました。自分たちがどういう展開で、どういう役割を果たすのかと言うことが、いま一つはっきりしていませんでした。
この1、2年の間にインターネットは世界中で急速に普及し、将棋のできるサイトも沢山できました。しかも外国人が作ったものも多く、これからもどんどんできるでしょう。まだコンピューターを利用できない国を除けば、やろうと思えば直ぐにでも将棋を覚えることができるように、なって来ました。これを利用しないと言う手はありません。
そこでISPSのこれからの第一の目標はインターネットを利用したものにしたいと思っています。世界を幾つかのブロックに分け担当者を付けるとか、ISPSのホームページを充実させるとか、これなら地方在住の会員の方でもお手伝いいただけるのではないでしょうか。やればいいと言うことがわかっていながら手がつかずに残っているものが沢山あります。どなたかコンピューターも語学もお手の物で多少暇もあると言う方、手を上げていただけないでしょうか。
(2) 将棋連盟とISPSとの関係は、従来連盟のやっていないところへ行く、又は呼んでいない人を呼ぶと言ったことを中心にしてきました。
ここへ来てマインドスポーツオリンピックが開かれると言う情報を聞き、これは個々に動いていたのではいけない、日本の将棋界が一丸となって対応しなければならないことだと思いました。できるだけ早く世界将棋協会(仮称)をつくり2008年のマインドスポーツオリンピック大会に参加する足がかりを作るべきです。
勿論過去にやってきたことのフォローはしますが、来年度のISPSの目標としては、以上の2点を掲げたいと思います。
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