ISPSインフォメーション(42号、2007年12月22日発行)
*日本将棋連盟へレポート提出
11月7日、「2008年第1回世界マインドスポーツ大会開催の将棋界へのインパクト分析と取るべき対応策について」と題したレポートを日本将棋連盟に提出した。これは、来年の10月に五輪の後の北京で、国際オリンピック委員会公認のもと第1回世界マインドスポーツ大会が開催されるとの中国紙の報道があったの受け、寺尾理事が中心となってまとめた分析と対応策を10月の理事会で討議しレポートとして提出することを決定したもの。同大会は、チェス・囲碁・ブリッジ・チェッカーにシャンチーが加わった5種目の大会だが、オリンピックイヤーに毎回大会が行われて今後参加種目を増やしていくことが予想される。これに参加をしていかないと、国際的な場で将棋が認知されなくなるおそれがあり、海外普及はもとより、国内での将棋普及にも影響が出てくる可能性があるので、1、世界各国の将棋の競技団体を統括ないし代表する将棋世界協会(仮称)の設立に直ちに取り掛かっていただきたいこと、2、第1回世界マインドスポーツ大会に将棋が小種目として加えられるよう直ちに活動の開始をお願いしたいこと、の2点を骨子としている。
*鎌倉国際フェスティバルに参加
11月11日、鎌倉大仏の庭園で行われた鎌倉国際フェスティバルに参加して、将棋のブース展示をした。当日は天気が心配されたが、なんとか雨にならずにすんだ。展示をお手伝いいただいた会員の細川さん、清水幹雄さんありがとうございました。
東洋系フランス人のカップルなどが将棋に興味を示してくれた。
*第11回日中友好子供将棋大会
12月8日に北京日本人会の主催で、第11回の北京少年宮-日本人学校将棋交流会が行われ、日中双方の子ども36人ずつ合計72名が勝ち抜き戦でトーナメントを行った。当会はこの交流会に協賛し、会員の山内一馬さんが審判長、当会理事で現在北京郊外に勤務している森本が審判を務めた。また、近代将棋社のご厚意により、山内さんが北京訪問の記事が載った近代将棋誌のバックナンバーを20部いただき、賞品として提供することができた。ありがとうございます。
*寄贈された盤駒はコロンビアへ到着
会員の藤本さんから寄贈された中古の盤駒は、コロンビアのカリに住んでいるオスカル・ファルドさんに船便で送り、無事に届いたの連絡が感謝の言葉とともにあった。コロンビアで将棋の盤駒を入手するのは難しく、とても喜ばれている。ファルドさんは、カリで小学生を相手に算数を教えている方。11月に小学生200人を前に将棋の紹介を行い、また、カリで将棋の例会を行うなど、精力的に将棋の普及活動をおこなっているので、すぐにコロンビアでは盤駒が足りなくなりそうだ。
かめのり賞受賞について
当会はは平成19年10月財団法人かめのり財団より第1回かめのり賞を受賞した。
かめのり財団とは、平成18年に日本とアジア。オセアニア諸国の青少年の交流を支援するために設立された財団(名誉会長相沢英之氏 理事長竹内三郎氏)です。弊会を表彰していただいた趣旨は表彰楯に刻まれている。そのまま記すと「世界各国に日本の将棋を普及する活動の中で中国、韓国と日本の小中学生の国際将棋大会を開くなど、青少年の交流を推進してこられました。其の功績をたたえ、更なる発展を期待して本章を贈ります。2007年10月 財団法人かめのり財団」とのこと。
なお本件受賞については、日本将棋連盟顧問でかめのり財団の理事でもある、木村晋介先生の多大なお力添えがあったことをご報告いたします。まことに有難うございました。副賞として頂戴した資金は、趣旨にかなった有意義な用途に使用していくつもりであることを、あわせてお約束いたします。
*モンゴルの子ども達のその後
11月の理事会で、選抜した子どもたちがインターネットカフェから将棋倶楽部24でレーティング対局を行い、実力の向上を図っていくプロジェクトを決定し準備中。現在、選抜者5名の写真、プロフィールが届いている。将棋倶楽部24の久米さんの協力を得て、ユーザー登録まで完了。年内に送金を完了し、プロジェクトを開始する予定。
将棋倶楽部24のレーティング対局は棋譜が本人が指してから1ヶ月間ダウンロード可能です。モンゴルの子ども達の棋譜をダウンロードして、モンゴル語ないし英語でコメントをつけて、.kif ファイルにして先方に送って上げられれば、より効果を高めることが期待できます。会員の方で、どちらかの言語ができて、将棋倶楽部24のファイルを .kif ファイルにすることができる方で、お時間のある方はお申し出ください。
*マレーシアの強豪とのネット対局
マレーシアに将棋を覚えて4年の強豪がいることがわかり、学生チャンピオンになったこともある九州の会員の方にネット対局を依頼。将棋倶楽部24で対局をしてもらっている。マレーシアの方によれば、早指しが苦手なので、持ち時間30分、切れたら1分将棋での将棋(将棋倶楽部24で最長)で自分と同等ないし強い人との対局は歓迎だとの事。当会の会員の方と、海外の方との交流のひとつの形である。
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