インターネット利用への舵取り(43号,2008年2月16日)
ISPSでは今まで北京、上海、韓国、ロシア、フィンランド、ウクライナ、フランス等と、会員が行ったり人を呼んだりして将棋を広めてきました。(眞田尚裕)
このやり方にはかなりな経費がかかると言う欠点があります。そこで今年からメインの方法を変えようと思っています。
それは、盛んになってきたインターネットを利用することです。
先方の国に将棋を覚えて、大いに将棋をやりたい、広めていきたいという、核になる人がいることが必要です。これは今までとあまり変わりありません。違うのは、どんな不便なところが相手でも、また、小人数しかいなくてもできると言うことです。パソコンがあってそれがインターネットにつながっていさえすれば世界中のどことでも可能です。 インターネットの普及は大変な速さで地球をカバーしようとしています。先進国のほとんどの国の人とネット対局サイトを通じて交流ができるようになっています。また、そんなに遠くない将来にイラクでも、アフリカでも、当たり前に、インターネットで将棋が指せる様になるでしょう。そうなれば地球の裏側の離れた田舎町とでも交信できるようになります。しかも一回限りでなく継続的で密接な関係を作ることができます。文字通り将棋を世界に広めることが出来るようになるのです。
また、今までは、将棋を世界に広める会のイベントはほとんどが東京都か神奈川県で行われおり、全国各地の会員の方が簡単に参加できるものではありませんでした。
そのために何をやればよいのか。
まずインターネットです。ISPS独自のサイトが持てるのが理想です。が、これは少し先になるでしょう。それまでは既存のものを使わせてもらいます。
二番目は語学です。パソコンが使えても日本語も英語も通じなければ出来ません。しかしこれも長期的には翻訳機などと言うものが出来て、解決するかもしれません。それまでは英語を中心に、語学の優れた会員が担当します。
三番目は教え方の技術です。先生の棋力があまり無くて、すぐに追いつかれるのは良しとしましょう。棋力の強弱よりも教え方の上手下手のほうが問題です。
では具体的にはどんなことをやるのか。それについては、細かい点はこれから考えます。私もやってみようと思っています。実はコンピューターを使っての将棋はまだ不得手なので、マウスの扱いを誤って妙な升目へ駒を落としたりすることはままありますけれど。
なお、インターネットの使えない人、応援する気はあるが今は出来ない人などはどうするか。そういう方々は今までどおりでかまいません。顔の見える、人と人との繋がりが出来あがつているところとは、従来どおりのお付き合いをします。
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