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チリの動き - 世界の将棋情報アラカルト(46号、2009年2月28日発行)

*チリの動き
 ブラジルのアマゾンにいた元奨励会の江越さんが、昨年の1月にチリへ移り、将棋の普及をされていることが本人のブログ「無限光将棋」でわかった。スペイン語と日本語の両方で書かれている。日本語の部分から一部を抜粋する。

 「はじめまして チリにて将棋普及をしている江越です。ブラジルのアマゾンからチリに今年の1月から再移住をしています。
 サンチアゴ図書館を中心に将棋の普及を始めまして現在までに学生の会を作り、第一回チリ将棋大会をすることができました。今週から、首都サンチアゴを離れ念願の自給自足の生活を創める為に原始林の残っている南部に拠点を移しました。
こちらは先住民がまだ多く住んでいる地域ですので、これからは彼らとも文化交流をして行きたいと思っています。サンチアゴの方は学生を中心に活動が続けられており、11月にはサンチアゴ大学での日本祭りの一環として将棋も二日間にわたって紹介することになっています。第二回将棋大会も開催予定です。

私もこちらに着たばっかりですが早速、ラジオ、テレビ、新聞社、教育省、スポーツ省、市役所などに将棋普及の協力願いをして回りました。
大都市サンチアゴと違って素朴で好意的な方が多く、私が出会った殆どの人達が協力してくれています。ありがたいことです。」(2008年10月3日)
「この優秀な将棋をチリに普及するにあたって私なりに考えていることは南米ではブラジル、アルゼンチン、ペルーなどの日系移民の多い国ではかなり普及されていますがその点、日系移民無いチリで効率よく普及するためには公共機関の理解をいただき積極的にやっていく必要があります。
 具体的には図書館、文化関連行事などで紹介しながら定着後は教育機関でのクラブ活動に取り入れられるようにしたいと思っています。すでにサンチアゴでは図書館に将棋講座を開設し学生を中心にクラブも出来つつあります。」(2008年10月10日)
「15日 ロスアンへレス図書館で将棋講座を始めました。毎週火曜を13才から17才と水曜を7才から12才、各組32名定員とし、一ヶ月毎に生徒を更新。将棋の基本を普及していきます。
16日、市の教育課の協力で公立学校への紹介が可能になりました。今日、早速2校4組を巡回してきました。ロスアンへレス市には63校の公立学校があるそうですので、最初に市内で実績を積んで役所などに認めてもらえば経費など色んな面でも協力してもらい財政的に厳しい郊外の学校にも普及していけるようになると思います」(2008年10月16日)

「サンチアゴ大学の日本祭に2日間にわたって参加して日本文化の紹介と将棋の普及を行いました。将棋を習いたいサンチアゴ大学生を仲間に入れて来年3月の新学期までにサンチアゴ大学に将棋クラブを設立準備中です。」(2008年12月9日)

「今日は、サンタバーバラ私立学校の生徒28名で始まりましたが途中から新たな参加希望者が出てきている状態なので、もう1組を作るようになるでしょう。現在、将棋道場兼住居用の土地を探し歩いています。今月中には土地購入を決め来年の2月までには建築を完成させる予定です。」(2008年12月10日)

 江越さんのブログは、カラーの写真がふんだんに使われていて、現地の様子がよくわかるので、ぜひ直接ブログを読んでみてほしい。
http://luzinfinitashogi.blogspot.com/

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