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ISPSインフォメーション(48号、2009年11月22日発行)

* 会員 アンケート結果
 前号、『かけはし』47号で、会員の方々へアンケート求めたところ、大変多くの方々から回答をいただくことができました。集計の一端を掲載し、報告いたします。
 尚、回答数は57でした。

                                                                                                                                                       
 

地域に関すること

 
 

 

 
 

言語に関すること

 
 

 

 
 

言語活用の程度

 
 

 

 
 

言語活用の意欲

 
 

 

 
 

1北海道

 
 

1

 
 

1英語

 
 

30

 
 

5非常に

 
 

5

 
 

A大変に

 
 

21

 
 

2東北

 
 

0

 
 

2中国語

 
 

5

 
 

4良く

 
 

12

 
 

Bまあまあ

 
 

17

 
 

3関東甲信越

 
 

48

 
 

3フランス語

 
 

6

 
 

3普通

 
 

15

 
 

Cあまり

 
 

16

 
 

4中部北陸

 
 

2

 
 

4スペイン語

 
 

5

 
 

2少し

 
 

15

 
 

 

 
 

 

 
 

5関西

 
 

5

 
 

5ロシア語

 
 

2

 
 

1ほとんど

 
 

7

 
 

 

 
 

 

 
 

中国四国

 
 

0

 
 

6ドイツ語

 
 

4

 
 

 

 
 

 

 
 

 

 
 

 

 
 

7九州

 
 

0

 
 

7ポルトガル語

 
 

0

 
 

 

 
 

 

 
 

 

 
 

 

 
 

8外国

 
 

1

 
 

8エスペラント語

 
 

3

 
 

 

 
 

 

 
 

 

 
 

 

 
 

9その他

 
 

0

 
 

 

 

 

 元々、ISPSの会員には、関東地方の方が多く、次いで関西の方が多いことから、回答全体は、ISPSの人員構成の実態を示していると考えてよいと思われます。言語に関しては、会員の多くの方が、一般の集団に比べ、非常に語学が堪能である方が多く、使用の意欲も高いことが分かります。表全体は、複数回答を可としていますので、言語に関しては四カ国の言葉に触れられた方も、また、無答の方もいました。全体としては、英語を使用される方が多いのですが、使用可能な言語は多方面に亘り、世界人口のほとんどをカバーできる可能性を示しています。あと、ポルトガル語ができる人が何人か入ってくれると、言語の種類としては、世界中に発信できる体制を整えることも可能かと思われます。また、エスペラント語に非常に堪能な方もおられることに驚きました。

 語学の能力ですが、自己申告ですので、非常に答えにくかったのではなかったかと思います。申し訳ありませんでした。ですが、お蔭様で、全体としては実態を捉えることができたのではないかと思われます。

 全体を通しますと、語学に堪能な方が会員には相当沢山おられることが分かりました。知人の答えから判断しますと、私からは、ほぼ完璧に話すことができると思われる方でも、4と答えられたり、3と答えられたりしています。おそらくは多くの方が相当な高いレベルで自己の能力を判断されていることからの結果ではないでしょうか。言語活用の意欲が、言語活用の程度を遥かに上回っていることからも伺えます。ISPSが、海外に多くの発信を意図する中、非常に頼もしい結果が得られました。

 次の表には、インターネットに関することと、地域活動に関することを載せてあります。こちらはそれぞれ母数が異なり、個々の人数では判りづらくなりますので、%で表示しました。

                                                                                                           
 

インターネットに関すること

 
 

 

 
 

意欲

 
 

 

 
 

 

 
 

地域の活動に関すること

 
 

 

 
 

意欲

 
 

 

 
 

大変良くできる

 
 

9.6

 
 

A大変に

 
 

16.2

 
 

 

 
 

大変意欲がある

 
 

9.1

 
 

A大変に

 
 

11.8

 
 

良く

 
 

10.6

 
 

Bまあまあ

 
 

29.4

 
 

 

 
 

意欲がある

 
 

6.1

 
 

Bまあまあ

 
 

44.1

 
 

普通程度

 
 

21.2

 
 

Cあまり

 
 

54.4

 
 

 

 
 

普通程度

 
 

36.4

 
 

Cあまり

 
 

44.1

 
 

少し

 
 

16.3

 
 

 

 
 

 

 
 

 

 
 

少し

 
 

36.4

 
 

 

 
 

 

 
 

ほとんど

 
 

42.3

 
 

 

 
 

 

 
 

 

 
 

ほとんど

 
 

12.1

 
 

 

 
 

 

 

 インターネットに関しては、語学に比べ、技術力も意欲も著しく低下しています。ですが、会員の2割程度の方は、相当なレベルを有していることが分かりましたので、もし、力が結集されるならば、現在の数倍から十数倍の発信能力を発揮できるのではないかと思われます。

 地域活動に関する面は、全体的には割合が低いものの、地域でのISPSとしての普及活動をしたいと思っている方が、15%ほどおられることが分かります。おそらくは、普及活動については様々なイメージがあることでしょうから、色々お聞きしながら、ISPSの活動方針と重ねて行きたいと思います。

 実は、アンケートを出すに当たり、どれほどの回答が得られるかは非常に不安でした。20通を下回った場合の対応法に思い悩んでいたのです。ところが、蓋をあけてみると会員の1/3にも達する回答が寄せられ、反響の大きさに驚いています。いかに多くの会員の方々が、ISPSの活動に関心を持たれ、意見の発信、自分の能力の活用を念じられているかが、ひしひしと伝わって来ました。葉書に、通信欄を設けましたが、空欄は、僅かに4通のみです。今まで、様々なところでアンケート調査を行って来ましたが、全く前例のないことでした。どれほど皆様の熱意に答え得るかわかりませんが、チームや組織の構築などを通して、各国語の翻訳、様々な情報の収集や発信、関係諸国との人的な交流などを推進していければと思っています。尚、まだアンケートの返信葉書をお持ちの方がおられましたら、年内は受け付けますので、松岡宛にお送り下さい。お待ちしています。

* 王座戦 英語による初のタイトル戦ネット中継が実現! 当会の寺尾理事が英訳を担当

 日本将棋連盟の「ネット委員会」?という委員会(渡辺竜王、片上六段、遠山四段、などの若手棋士、将棋倶楽部24の久米さん、将棋連盟のインターネットに強い職員で構成)が、今回の王座戦より「自宅解説者制度」(タイトル戦のネット中継時に、プロ棋士が現地に行かずに、自宅で指し手をネットで見てその解説をする仕組み)が導入されたのに派生して、片上六段から寺尾理事に「英語の中継をやってみませんか」という電話があり、実験的に行ったものです。英訳は、日本語の中継画面のコメントから手の解説の部分のほとんどを寺尾理事が英訳しました。

 片上六段とは、中国語で同様なことをする可能性についても話しており、日本語から中国語にする人が居れば、原則的にできないことはないという答えをもらっています。現状、日本以外で最も将棋人口が桁違いに多いのは中国。本来このようなことは中国語が先に行われるべきだったかもしれません。本件については、ネット委員である片上六段、遠山四段が既にブログを書かれているので参考にして欲しいと思います。    http://chama258.seesaa.net/article/127586348.html

 尚、寺尾理事は本年度の竜王戦第一局の英語解説も行っています。

* ISPS記念行事に向けての準備開始

 来年、2010年は、ISPSがNPO法人として認証されてから、10年。発足から15年。区切りの年に当たります。現在、理事会では、2010年の10月9日(土)に記念行事を開催することを決定し、記念行事の規模・内容・人選・会場等の検討に入り、着々と準備を進めています。来年3月の総会には、概要が示されることになりますので、総会に多くの方々の参加をお願いします。多くのご意見をいただき、素晴らしい行事としたいと思います。

 また、この『かけはし』も来年中には、50号の発行を迎えます。50号は記念行事にあわせ、「記念号」として発行する方向で検討に入りました。記念号にふさわしい資料・写真・エピソードなどをお持ちの方は、事務局までご連絡下さい。

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