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世界の将棋情報アラカルト(48号、2009年11月22日発行)

* アジア国際学生将棋交流会企画(Asian Intercultural Shogi Exchange Program) 実施される
 去る7月27日から7月30日に亘り、東京都内において標記の会が実施された。参加者、北京大学生4名、マレーシア人1 名、日本人2 名の計7名と、運営スタッフ8名の合計15名で活動。スタッフは笠井友貴(本企画代表、東京大学4年)、牧野満理瑛(東京大学修士2年)、中村太地(早稲田大学3年、プロ棋士)、澤田萌(東京大学修士1年)、細川陽(中央大学4年)、鈴木渉(早稲田大学1年)、丸山敏司(早稲田大学1年)、刀禰亮哉(麻布高校1年)。

 過去二回に渡り、「議論によって交流を図る」というコンセプトの下で執り行われてきましたが、「コンセプトがわかりづらい、対局も含めてはどうか」との話しが各所からあり、今回はシャンチー(中国将棋)と日本将棋に焦点を当てて各将棋の歴史、文化的背景を掘り下げるばかりでなく、対局をすることでより密な交流を図った。4日間の中で、①将棋連盟を訪問しプロ棋士の公式戦を見学。将棋の中に息づく日本の文化や美意識を感じる。②羽生善治名人、米長邦雄将棋連盟会長、所司和晴七段を招き話し合いを持つと同時に、羽生名人との交流セッションを行い、将棋関係者だけでなく一般の学生たちにも広く募り、東京大学で約40 名が羽生名人との交流をおこなった。③参加者で日本将棋と中国将棋の「歴史・文化・教育・社会」的背景に関する議論を積み重ね、羽生名人が「中国将棋を参考にして日本将棋の普及に際しての提案」という形で提言。リアルタイムウェブ中継した所、アクセス数は1000 以上になった。また、ネットだけでなく、NHK の「囲碁・将棋ジャーナル」での放映や、東京大学新聞の一面、週刊将棋での特集、長崎新聞などに掲載され、成果が伝えられた。(『企画概要』より抜粋して要約)

*米国十代の若者 "The 81 Square Universe“ 立ち上げる
 当会会員の HIDETCHI さんが次々と英語で将棋のビデオを作ってYouTube に発表しているのを既にメールマガジンや、「かけはし」でお伝えしているので、ご存知の方が多いと思います。HIDETCHIさんのビデオを見て将棋を覚えた、また、好きになったという米国の十代の若者二人が英語の将棋フォーラムを立ち上げました。名前は"The 81 Square Universe" 。「81マスの宇宙」です。夢のある名前ですね。是非ご覧ください。    http://forum.81squareuniverse.com/

* 羽生名人が在日本ベルギー公使と二枚落ちの対局
 当会、山田彰理事のsalamancasouryuの日記で、羽生名人が在日本ベルギー公使と二枚落ちの将棋を公使邸で指された様子などが書かれています。
http://d.hatena.ne.jp/salamancasouryu/20090929/1254235407

「ベルギーの公使は、チェスを教えているピノーさん(本会理事)の紹介で羽生名人と知り合ったようです。ベルギーの公使は、また腕を上げたようで、羽生名人と二枚落で対局したのですが、結果は1勝1敗でした。名人も公使の実力に感心していたようです。二人が将棋を指している横で、外国の招待客に私が将棋の説明をしました」

* fukuharaさんが、Brainkingの将棋トーナメントで優勝
チェコの多言語ゲームサイトのBrainkingのトップページなどの日本語化を完成させたfukuharaさんが初めて将棋のトーナメントで優勝しました。
http://brainking.jp/jp/Tournaments?tri=421533

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