国際化する詰将棋パラダイス(8号,1998.8.1)
まいど。安田です。
この場を借りて『月刊 詰将棋パラダイス』(略称・詰パラ)の宣伝をさせていただきます。(安田力)
『詰パラ』は詰将棋の専門雑誌です。保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、短期大学、大学、大学院などの多数の懸賞コーナーがあります。全問正解者は各コーナーごとに氏名が誌上に掲載されます。懸賞で当たると(案外よく当たります)、多くのコーナーでは『詰パラ』1冊がただで手に入ります(詰棋書などを賞品にしているところもあります)。
これらのコーナーは手数別に分けられています。参考までに、保育園は3手か5手、幼稚園は7手か9手、小学校は3手から7手、中学校は9手か11手という具合にです。保育園と幼稚園は詰将棋の入門者から中級者向けで、小学校以上になるとその多くが実力者、マニア向けの出題になります。過去に出題された問題を2問、水上仁編集長の許可を得てここに掲載します。1問目が保育園レベル、2問目が幼稚園レベルです。
実は私は98年1月から保育園の担当をまる1年間していました。そのころから編集部に外国人の方から、解答や時には詰将棋の投稿が届くようになりました。例えば当時、大阪にお住まいの外国人の方から、またシンガポールやフランスにお住まいの日本人の方から解答が届きました。イギリス人の方の作品が中学校に入選したということもあり、一担当者として、『詰パラ』が国際化しつつあると感じました。
そんな中、残念ながら『詰パラ』には現在でも日本語以外の言語で書かれているページがありません。しかしながら、詰将棋そのものを楽しみたい方はもちろん指将棋の終盤力を付けるために詰将棋を解きたい方にもまた打ってつけの月刊誌であるということは、自信を持って断言できます。例えば、奨励会時代の谷川浩司2冠や故・村山聖九段が『詰パラ』に取り組んで、終盤の切れ味が特に鋭い棋士となったのは有名な話です。ですから、『かけはし』読者の皆さんが1人でも多く『詰パラ』を読んで下さることを願っています。解答や投稿に際しての筆名の使用はもちろん自由です(実は「安田力」も筆名です)。
ところで『詰パラ』は東京将棋会館など一部の例外を除いて店頭販売がされていません。そのため購入方法は定期購読がもっとも普通です。税込価格1冊(=1ヶ月)650円、半年で3900円、1年で7800円(いずれも郵送料込み)です。会費は郵便振替でお送り下さい。なお、問合せ先と振替口座は以下の通りです。
編集部所在地 〒530ー0043 大阪府大阪市北区天満4ー15ー7
豊岡ビル2階(月刊詰将棋パラダイス編集部)
電話・ファクス 06ー6358ー4449(編集部直通)
振替口座 〔番号〕00930ー8ー51289〔加入者名〕詰将棋パラダイス
また、インターネットが使える方は、パソコンから以下のアドレスにアクセスして下さい。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/tsumepara/index.htm
(『詰パラ』ホームページ)
以上で紹介を終わります。最後まで読んで下さいましてありがとうございました。(本稿は安田氏の希望により、アーカイブズに載せるにあたり加筆修正が施されています - webmaster註)
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