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Brainking.comに将棋が加わる(33号,9月17日発行)

 人間対人間の対戦ボードゲームサイトには、同じ時間にインターネットに接続して
対戦するリアルタイム型のサイトと、数時間ごととか、一日毎とかに相互に指し手を行えばよいターンベースのサイトがある。今回紹介する BrainKing.comは後者のタイプ。

 このサイトは、9月5日現在、チェスの類が24種類、チェッカーズの類が9種類、バックギャモンの類が6種類、そのほかのボードゲームが35種類と非常に多彩なボードゲームを楽しめるチェコ人が始めたサイトで、英語とチェコ語の2ヶ国語をサポートし、その他の言語についても、ボランティアが見つかった言語には順次訳されていく多言語サイト。当然ながらいろいろな国のユーザーが多く、登録ユーザーの国籍が100カ国を超えている国際色豊かなゲームサイトである。登録ユーザーの数は19000人を超えている。
 8月12日から、このサイトのゲームのラインアップに将棋がシャンチーと同時に加わった。将棋倶楽部24のようにレーティングが与えられる方式で、現在将棋で暫定 Rating を持っているユーザーは34人。その内訳はチェコ アメリカ、ロシア スウェーデン、オランダ、ベルギー、ブラジル、イギリス、オーストリア、カナダ、韓国、ドイツ、フィンランド、フランス、日本とわかっているだけで15カ国に上る。
 筆者は毎日このサイトにログインしているが、新規のユーザーが毎日2-30人、多
いときに1日に50人以上登録している。使い勝手もchessvariants.orgに比べてこちらの方がはるかによい。他のゲームのファンが、英語またはチェコ語で初めて将棋を知り、実際にゲームを行えてしまうサイトなので、将棋を世界に広めていく立場としては、ぜひ使いこなせるようになりたいサイトだ。

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