世界の将棋情報アラカルト(44号、2008年7月23日発行)
✻講談の田辺一鶴師匠 中国訪問
日本「中国曲芸鑑賞訪中団」一行11名が4月17日から23日まで訪中した。北京では、将棋連盟北京支部長の李民生先生と小学生6名がホテルまで訪ねてきて田辺一鶴団長(五段)の指導を受けた。師匠は、再来年に訪中の計画があるので、上海の許建東支部長を訪ねて交流したいと述べた。
✻XBox360 と Windows パソコンで使える外国語の将棋ソフト6月に発売
3次元の将棋ソフト Shotest 3D が Windows OS のパソコン用と、ゲーム機の XBox360用で発売されている。特に XBox 用については、初心者向けのチューターモードが用意されていて、将棋を知らない人でも様々なテストをクリアすることで、将棋の指し方の基礎的な知識を習得できる仕様になっているので、このソフトが将棋の海外普及は大いに役立つことが期待される。詳しい情報はインターネットで(英語)。http://www.aifactory.co.uk/shotestshogi.co.uk/index.htm
✻PlayOK.com で国際将棋団体トーナメントが開始された ポーランドの多言語対応のオンラインゲームサイトの PlayOK.com (旧名Kurnikorg)で、3人一チームによるネット国別対抗団体戦が始まった。参加国は、ベラルーシ、ロシア、ウクライナ、スウェーデン、コロンビア、ドイツ、ポーランドハンガリー、イタリア、ブラジルの10カ国。数ヶ月をかけて、リーグ戦を戦う。PlayOK.com はいろいろな国の将棋ファンのオンライン対局を通じた社交場となっている。交流したい方は、是非登録してほしい。 http://www.playok.com/
✻続々と決まる国際将棋フェスティバルの選手
11月の8日と9日に、日本将棋連盟主催の国際将棋フェスティバルが山形県天童市で開催される。様々な国で、代表決定戦が行われている。ISPSで把握している代表者の方は以下のとおり。
カナダ --- Jeff Stroud アメリカ合衆国 --- Alan Baker Eric Kuniholm ベラルーシ --- Sergey Korchitskij Andrei Kasperovich オランダ --- Arend van Oosten ロシア --- Victor Zapara Igor Sinelnikov UK --- Tony Hosking Kingsley Pratt フランス --- Frederic Pottier
ドイツ --- Jochen Drechsler, Andreas Pietz スウェーデン --- Christer Hartman, Nils Carlsson ノルウェーTerje Christoffersen オーストリア --Thomas Pfaffel、Marco Dietmayer
✻北京でアジア国際学生将棋交流企画(AISEP)
昨年の東京開催に引き続き、北京で5/31-6/1にかけて行われた。羽生二冠も参加し、100人以上が集まった講演の模様は、6月1日の夜7時のNHKニュースで放映された。 所司七段、中村四段も同行していて、所司七段のブログには AISEP 当日のレポートがある。
http://c--s.jp/blog/index.php?display=list (5/29から6/2 の日記)
許建東さんの Mixi 日記より
4月25日から5日間にわたって、福建省の小中学生および教師のために将棋を教える基礎講座のツアーに行ってきた。19校から生徒・教師合わせて200人程度が参加をしてくれた。
在デュッセルドルフ日本領事館のホームページに、
本間六段訪問の将棋セミナーの日本語記事
文化庁の文化交流使役として派遣された本間六段が、5月21日に総領事公邸で将棋セミナーを行った。その写真入の記事が以下で読める。
http://www.dus.emb-japan.go.jp/profile/japanisch/j_veranstaltungen/j_veranst_shogi08.htm
”懇談会では、将棋は日本文化、歴史を背景に持つ魅力的なゲームであり、大きな可能性があるが、「漢字」が普及の障害となっている、初期の段階では、漢字にかわり、駒を「色別」又は、チェスのように「形」で認識する方法も一案ではないか等、普及に向けた様々な意見が出された”とある。
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