ISPS インフォメーション(45号、2008年11月22日発行)
* 日本将棋連盟の青野理事に、国際将棋フェスティバルで外国人記者の取材を提言
5月8日に、眞田理事長、宇都宮、寺尾両理事が天童の国際将棋フェスティバルの責任者の日本将棋連盟の青野理事と会合し、日本滞在の外国人記者が天童での国際イベントを取材し、紙面やオンラインで各国語で国際将棋フェステバルの記事が載るように図るべきとの提言をおこなった。その後小針理事の手配により、中国の人民中国と光明日報の在京記者計2名の天童取材をアレンジした。ISPS は、記者1名分の天童往復交通費を負担する。
* スペインの山田理事が帰国
マドリードの日本大使館に勤務していた山田理事に帰朝命令が下り、8月30日に帰国した。スペイン滞在中、文化庁交流使の本間六段をマドリッドに招待して将棋の紹介イベントを行なうなど、現地での直接の将棋普及体験で得られた情報は今後の ISPSの活動にとって貴重な財産である。
* 京急将棋祭りに来ていたスペイン人旅行者
松岡理事が、8月の京急将棋祭りの会場でスペイン人の学生の旅行者に声をかけ、所司七段が行なっている「世界の将棋大会」に誘ったところ、興味を持って参加してくれた。彼は、スペイン帰国後デンマークに渡っている。その後、brainkingで将棋を指し始め、スペインで将棋の Yori Sanju というスペイン語のブログを開設している方と連絡を取り合うなどしている。スペイン人の将棋のネットワークができていくのに貢献できた。彼の、brainking でのユーザー名は lordjackes 。日本語も少しできるので、会員の方は、臆せず brainking で対局を申し込み、交流をして欲しい。彼の brainkingでのプロフィールページの URL はhttp://brainking.com/en/Profile?u=71682
* モンゴルの子供への将棋指導の現場から モンゴルの子たちに数人にウランバートルのインターネットカフェから将棋倶楽部24にアクセスして対局し、棋譜を見ながら指導するというやりかたを昨年の冬から試みてみたが、一番下の初心者で登録してもレベルが高く、小中学生は負けてばっかりで中途で脱落。しかし、大学生の Bagira 君が、なんとか15級でサバイバルし、将棋の面白さに目覚めたようで、既に100局以上対局しており、定着した感じ。 今は、角交換からの棒銀を得意としている。彼はまだ居玉で戦うことが多く、王手飛車とかの派手な手がよく飛び出し、二転三転の将棋が多い。そろそろ、玉を囲ってから攻めるようにアドバイスしようと思う。
*上海と横浜、小中学生の将棋交流会を企画
来年(2009)は、横浜開港150周年に当たる。横浜市は、『横浜開港150周年―[市政120周年]記念行事―』、「150年分、横浜を楽しむ歴史と未来の祭典」と銘打ち、様々な記念行事を企画している。ISPSとしては、横浜と上海は友好都市でもあることから、上海許建東将棋倶楽部と神奈川県小中学校将棋連盟の提携による、小中学生友好将棋交流会の開催を働きかけている。現在のところ、来年の8月中旬ごろ、上海の小中学生25人・横浜の小中学生50人程の規模で、横浜において、交流会を実施する予定。
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