韓国のかけはし(26号、2003.12.20)
旅の前、JTBから送ってきたガイドブックの中の、1行に目が止まった。
日本語カフェ「カケハシ」とある。場所は延世大学のある街、新村(シンチョン)だ。旅の日程を見ると、三日目が自由観光とあるから、このときにでも行ってみようと思った。(湯川博士)
幸いにも三日目のオプション観光は午後二時終了で、夕方五時半まで自由である。同室の有山さんを誘うと即OK。前夜盛場探訪した宇都宮さんもOK。若手の清水君も一緒になり、四人で出発。もよりの地下鉄駅新村で少々迷ったが、店へ電話すると日本語で案内してくれた。地下鉄1番出口から現代百貨店前を通り現代自動車を右折し百米、左側ビル二階に「KAKEHASHI」という看板が見えた。
中はけっこう広く、日本好きの若者や日本の商社マン、留学生が常連らしい。若い店員は日本からの女子留学生だった。
さっそくそこに居た韓国の女子大生ら3人組に話かけると、乗ってきたので、私の将棋セットで日本将棋を教えることにした。
こうなると若い清水君の出番で、1人で3人相手に奮闘だ。我々中年3人は、その光景を見ながらお茶を飲み、楽しく歓談する。その間にも私は、女子店員から最新韓国事情を取材する。
最近の若い韓国人は、アニメ、ファッション、人気タレント、音楽などから日本への興味を深め、日本語の勉強をする人が多い。その日本ブームの最盛期は少し過ぎたところだが、本格的に学ぼうとする人はけっこう増えているそうだ。
帰る時に気が付いたのだが、店内には将棋のセットが2つもあった。
ここは若者のグループが安くパーティーをやる場所なので、将棋の催しをやってもいいかな、と思った。これから韓国へ行く方にはお薦めの場所です。
(ソウル特別市西大門区倉川洞53ー11 TEL02・332・0505)
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