韓国に「日本将棋指導者養成所」創設(27号、2004.3.1)
ISPSでは「日本将棋指導者」を特訓する講師として会員2名を派遣しました。上田友彦先生(アマ五段、日本将棋連盟普及指導員、昭和女子大学名誉教授)が1月4日から1月17日まで、川北亮司先生が1月25日から2月11日まで、です。韓国での様子は前頁までのお二人の報告をお読みください。
「養成所」の運営管理についてはすべてが韓国側で、チャンギ協会の事業運営部門を担当するワールド将棋㈱―朴社長―が行い、講師派遣に関わる資金については国際交流基金ソウル日本文化センター(久保所長)からの助成を受けることができました。
韓国ではまだ日本の文化に肩入れしすぎると非難を浴びることもあると聞いていますが、あえて、日本の将棋を韓国の指導者が習得してそれを子供達に広めようというこの試みは、遠大且つ画期的なものといえます。今後のことについてはお二人の講師のご意見を聞き、韓国側ともよく相談をしながら、その方向を現実的に定めていくことになると思います。
また、この件に関しましては計画の当初から日本将棋連盟に話が通じていて、多大な関心を抱いて頂いています。
日韓将棋チャンギ交流事業の第二ステップとして将棋を習得した韓国の小学生を日本へ招いて「第二回日韓将棋チャンギ交流大会」を、2004年8月下旬に開催する計画です。今のところ資金的な目途が立っていないので招く小学生は2名(付き添いの大人1名)の予定ですが、二人では「大会」にならないという声もあり、今後資金集めの努力をして枠を広げた大きな会にしたいと思っています。
また、日本側の受け皿として、韓国と将棋を通じて交流を持ちたいと考えておられる小学校を公募してはどうかなという案もあります。
会員の皆さんの知恵と力をお貸しください。前号の案内に引き続きまして、日韓将棋チャンギ交流基金の寄付も募集しております。
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