第6回国際将棋フォーラム国際トーナメント予選2回戦の棋譜
- 先手(勝) ラスロ・アブツキ(ハンガリー) 後手 エンベル・オルロ(ペルー)
後手の原始中飛車に先手は舟囲い。中盤戦の長い戦いで次第に先手が有利になり、角をうまくつかって後手がつくったと金を取り切り優勢に。端攻めのタイミングもうまく最後は即詰めにきってとった。
- 先手 ウーター・ド・ハース(オランダ) 後手(勝) フェルナンド・バティスタ(ポルトガル)
横歩取り8五飛戦法から力戦に。先手は敵陣に打ち込んだ飛車が殺されてしまい、飛車金交換の駒損となり次第に劣勢に。最後は大技の寄せが出て後手が快勝。
- 先手(勝) アルテム・コロミエッツ(ウクライナ) 後手 エルデニバートル・ゲンデン(モンゴル)
相振り飛車となったが、先手が穴熊、後手が美濃囲いで対抗。後手がうまく戦機をつかんで馬をつくってうまくいったとおもったが、先手にうまい受けがあり、銀損となり、その後見事な差し回しで先手が制勝。
- 先手(勝) セルゲイ・コルチツキィ(ベラルーシ) 後手 ジョージ・フェルナンデス(米国)
先手居飛車、後手四間飛車の対抗形に。先手は居飛車穴熊、後手は高美濃に囲う。先手の仕掛けがうまくいって右桂が捌ける展開となり、また、6筋にタタキの歩の手筋も何度も出て先手が快勝。
- 先手(勝) ロイ・イータック(マレーシア) 後手 ミッコ・トルンクビスト(フィンランド)
先手居飛車、後手中飛車の対抗形。棒銀がうまくさばけ、銀の割打ちも決まって先手優勢に。途中中央からの後手の反撃の受けを誤り差をかなり詰められたが最後は見事な即詰みで先手の勝利。
- 先手(勝) ヤニック・ペルティエ(スイス) 後手 カロリーナ・スティチンスカ(ポーランド)
後手のゴキゲン中飛車に先手は超速、後手は銀を4四に繰り出したが、先手も2枚目の銀を操出し、中央で苛烈な戦いに突入、秒読みで先手玉が詰むや詰まざるやの勝負となったがわずかに詰まず、先手が熱戦を制す。
- 先手(勝) ポムモンコン・ポムピチットワタナキット(タイ) 後手 リオネル・クアシ(コートジボアール)
相中飛車から、先手が6筋に飛車を振りなおしてうまく戦機をつかんで飛車先を突破。後手も端に角を覗いて反撃を狙ったが、秒読みで角筋を間違えて成りこんでしまいジ・エンド。
- 先手 トー・テック・ウェイ(シンガポール) 後手(勝) ピーター・ハイネ・ニールセン(デンマーク)
先手が角交換四間飛車から向かい飛車に。後手は飛車先の歩突きを保留して玉頭に位を取って銀立ち矢倉に布陣。先手が棒銀で飛車先を突破して優勢になったが、後手の自陣への角打ちから玉のコビン攻めに対する受けを誤り逆転。
- 先手 ミハル・モラフチーク 後手(勝) 和田はな(日本)
双方飛車を中央に振り、相中飛車。後手は金損ながら飛車を成りこむ。しかし、やはり金損は大きく、先手が制勝。
- 先手 姚 志標(ヤオ・ジービャオ 中国) 後手(勝) ジャン・フォルタン(フランス)
横歩取りの4五角戦法に進むと思いきや、先手が定跡をはずして相横歩取りの力戦に。互いに大駒を成りあったが次第に後手が駒得なり一手勝ち。
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