アジア 中国 Feed

2016年12月17日 (土)

第20回日中国際交流子供将棋大会で審判役をつとめた理事の森本のレポートなど

 11月19日に中国の北京で第20回日中国際交流子供将棋大会が北京日本倶楽部の主催で行われました。将棋を世界に広める会では、北京に赴任中の理事の森本が審判役を務めました。

056

  "11月19日北京日本人学校にて第20回日中国際交流子供将棋大会が
開催されました。参加者数は40名でした。
 今回は主催者北京日本倶楽部のアイデアにより、日中双方の小学生20名ずつ40名を5名ずつ8組に分けて、日中混合の団体戦をトーナメント方式で行いました。
即席の混成チームではありますが、作戦タイムに誰を誰に対戦させるか順番を
相談して決めるなどチーム戦独特の雰囲気は出ていました。
 本大会は初心者も多くレベルの向上は課題ですがそれよりも20年続いてきた
大会を継続発展させていくことが大切だと思っています。"

以下、森本が大会後に子供たちと付き添いの親御さんにに示した挨拶です。

”ISPSの理事森本と申します。
選手の皆さん対局お疲れさま。好手が指せて勝てた子もいれば、ミスをして負けてしまった子もいると思います。今回の将棋大会参加を機会に是非将棋を続けて下さい。
将棋を指しているとよいことがあります。思考力が高まります。お行儀がよくなります。また相手がどう指してくるかを読むゲームなので相手の立場でものごとを考える力が身に付きます。
本日はご父兄の皆様も大勢来られていますが、将棋は知育に有益ですのでお子様たちが将棋を指すのをご支援頂きたいと思います。ありがとうございました。”

以下、本件の報道、主催者北京日本倶楽部(旧日本人会)の当該記事にリンクします。

2016年1月18日 (月)

上海の日中友好子ども2016将棋大会の案内

 上海の許建東先生より、第2回日中友好子ども2016将棋大会の案内が届きました。多くの方に情報が伝わるようにとのことですので、当会のウェブ サイトにも情報を掲載します。4月1日から4日の日程で上海を訪れて所司和晴杯上海子ども将棋大会に日本から参加する小中学生を募集しています。

日中友好子ども2016将棋大会の案内(pdfファイル)

2015年12月19日 (土)

真田哲弘さんの日中国際交流子供将棋大会のレポート

 11月21日に中国の北京で北京日本人会、北京日本人学校、北京将棋倶楽部による共同主催第19回の日中国際交流子供将棋大会が開催されました。理事の袴田が事前にいろいろと現地駐在の方と連絡を取り、元奨励会員の真田哲章さんから以下のような開催の報告をいただきました。

11月21日は日中国際交流子供将棋大会に出席しましたので簡単にご報告致します。

日時:11/21(土) AM9:00より
場所:北京日本人学校 体育館

日中の小中学生が計48名参加し、
年齢順ににA~Fの6クラスに分かれてトーナメント戦を行いました。

李先生のこれまでのご指導の成果か、6クラスいずれも優勝は中国人で
中国の子供たちのレベルの高さが目立ちました。

日本の子供たちはこれまではあまり将棋を勉強する機会がなかったとのことでしたが、
子供たち自身はもちろん、保護者の方々も意欲的でしたので、
今後新たに李先生の教室に通う子供が出てくるかと思われます。
また私も北京在住の元奨励会員として、機会を作って今後日本の子供たちにも指導したいと思います。

2015年9月21日 (月)

北京の李先生、青野九段と銀川を訪問

 8月15日から20日に、中国の北京と銀川を青野九段、北京で将棋の普及をしている李民生先生とともに、当会理事の袴田、小針、森本が訪れました。銀川でも将棋の普及が続けられていて大歓迎を受けました。

Img_0070

Img_0065
また、新華社で中国語でこの銀川への訪問が報道され、青野九段の「何年か前には、北京や上海等の大都市で中国の将棋愛好者が切磋琢磨していましたが、現在では内陸の銀川市でも、将棋がこのように大変普及してきているとは思いもしませんでした。将棋の交流方面で努力し、今後とも日中民間の文化交流に尽力したい」とのコメントが中国語で紹介されました。その記事にリンクします。

2014年12月22日 (月)

北京の李先生の外務大臣表彰と祝賀会、第18回日中国際交流子供将棋大会

 12月11日に北京の日本大使館で、長年北京で将棋を普及してきた李民生先生への外務大臣表彰式が行われ、翌12日には国際交流基金主催の祝賀会があり、青野日本将棋連盟専務理事、室谷女流初段、当会理事の袴田、森本、会員の新関さんがアテンドしました。李先生の挨拶の日本語訳が外務省より入りましたので、それをお伝えします。

今回の外務大臣表彰受賞は、私個人名で頂いているが、個人の受賞ではなく、本日ご出席頂いている皆様、日本将棋連盟、「将棋を世界に広める会」及び山田彰駐メキシコ大使等、多くの日中両国関係者の努力の結果の表彰であり、決して私個人の受賞ではない。北京豊田通商には、近藤総代表の前任である袴田総経理の時から長年にわたり資金面での協力を頂いておりこの場を借りて感謝申し上げたい。また先般のAPECでは、安倍総理夫人に国際交流基金北京日本文化センターにおいで頂き、日本将棋を指導するところを視察して頂いた。その際、総理夫人は「日中友好、将棋交流」と書かれ、私は心から感動したし嬉しかった。この場を借りて御礼申し上げたい。このように、多くの人の支えがあり今この場にいるのであり、今回大使には友人も合わせてご招待頂き、今まで私をサポートしてくれた日中の関係者に感謝の意を伝えられる場を作って頂いたことにも御礼申し上げたい。

 将棋は国籍や老若男女を問わず交流できる世界共通のゲームである。本日出席している陳梅氏の令嬢は中学生であるが、日本のリコーが主催する女子将棋大会の「理光杯」に初めて参加した中国人選手である。今は北京の名門校である人民大学付属中学に通い、誰もが憧れる進学校であることから、教育方法について問われるようで、進学校入学の秘訣について、日本将棋をしていることだと答えているそうだ。中国の子供で将棋をしている子供達に共通していることは、皆非常に賢いことだ。(本使より、山田彰メキシコ大使が外務省に入ったばかりの頃同じ部署で働いたことがあるが、当時から非常に賢く優秀であった。山田大使には、表彰式に参加出来ないか私から直接打診したが、残念ながら大使として赴任したばかりであり、参加がかなわなかった旨伝えたところ、)山田大使とは15年前に北京の少年宮でお会いしたが将棋の強い方であった。そして常に私を支えてくれた。感謝申し上げたい。将棋は思考力を育てることにも効果があり、子供の教育のためと聞けば、中国人はどんどん取り入れるだろう。

 龍潭湖廟会という中国の春節で開かれる新年のお祭りのような場で将棋大会が行われており、今後は、ここに日本のプロ棋士を呼びたいと思っている。先日日本に行った際、羽生棋士にお会いする機会があった。羽生棋士は御存知の通り非常に強い棋士であるが、決して人を見下すことがなく常に謙虚である。日本将棋の普及に力を入れていることもあり、今回の外務大臣表彰受賞について直接お祝いの言葉を頂いた。

 将棋大会について、将来的には北京で世界将棋大会を開きたいと思う。大会には、日本、米国、ドイツ、フランスから代表選手を呼び、中国からは北京、上海、重慶、寧夏で日本将棋を学んでいる人達を代表選手として出場させたいと考えている。また、大会を開催する際には、羽生棋士の様なプロ棋士にも来てもらいたいが、大会を行うためにも資金として6万元(日本円で約120万円)ほど必要と聞いている。日本の友人の中には、個人で1万元(日本円で約20万円弱)を寄付頂いたこともあり、感謝の気持ちでいっぱいになった。一週間で100万人の人が訪れるといわれる龍潭湖廟会の場で、将棋イベントのスポンサーに日本企業になってもらうことは、私自身は宣伝効果が非常に高いと思う。日系企業をとりまく環境も厳しいと思うが、今後もスポンサーの理解を得たい。

 その他、インターネットでの日本将棋普及も提案したい。訪日した際、81 dojoの人々と会ったが、彼等は道場での将棋指導の他、インターネットを使って他の道場との交流を行っていた。このようなインターネットを活用した将棋普及の方法も中国に取り入れたいと考えている。中国の子供達は日本のアニメを通じて将棋をのことを知っており、中にはネット上のゲームで将棋を楽しんでいる子もいる。中国各地にいるこのような子達をインターネットを使って繋ぐことができれば、日本将棋は中国においてより広範囲に広まっていくと思う。日本で行われた将棋大会で、母子家庭の子供がチャンピオンになったが、その子供には将棋の指導者がいたわけではなく本やパソコンを使って将棋を習得したと聞いた。日本将棋を伝えられる後継者の育成という点も我々が直面している問題であり、今後ネットで日本将棋の普及を進める案も検討していきたい。

 外務大臣表彰の受賞が決定した際、日中関係は厳しい状況であったが、山田彰大使(在メキシコ大使館、当会理事でもある)より受賞の意思について聞かれ、政治は政治、将棋は将棋であり、外務大臣表彰を受諾させて頂く旨回答した。資金不足や後継者問題がある中で、将棋の指導をやめようと思うこともあったが続けてよかった。最近私が子供達に必ず言うことは、一つ一つを積み重ねる努力をすることで、必ず花が開き、結果が実るということである。外務大臣表彰受賞は改めてそれを教えてくれたし、この表彰状はそれを表している。我々は民間交流であるが、「続ける」ということが重要であると思う。将棋を通じて多くの出会いがあり、多くの人に支えられた。これは将棋を通じて友情を深め、ひいては平和を普及させることができるということだとも思う。これからも日中の平和のため、また日中友好のためにも尽力していきたい。

 翌13日と14日には、第18回日中国際交流子供将棋大会が行われました。あわせて、「将棋の魅力」と題したトークショー、青野九段の経験者に対する指導対局、室谷女流初段の未経験者に対する「将棋を指してみよう」という講座が行われました。その模様を森本が写真に収めましたので、何枚かを紹介します。

Dsc00992_2日中の子供が対局交流

Dsc00998_2表彰式、李民生先生は一番左

Dsc01006_2トークショー「将棋の魅力」

Dsc01007_3青野九段の指導対局。14日は18面指し!!

 第18回日中国際交流子供交流将棋大会についてのマスコミのネット記事へのリンクです。

2014年7月20日 (日)

北京で長年将棋を広めてきた李民生先生の観光団が来日

 7月12日から18日まで、長年北京で広めてきた李民生先生をはじめとする、李先生の教え子とその親御さんら27人が団体旅行で日本を訪れました。大阪に入って京都・奈良をめぐるなどほとんどが日本の観光地を巡る日程でしたが、16日の午後を将棋に当てるという連絡を事前に受け、当会理事の袴田が中心となり同日の日本将棋連盟訪問をセットしました。

Liu_2014_07_003
鈴木女流二段に指導を受ける北京のこどもたち

Liu_2014_07_001日本将棋連盟にて集合写真

Liu_2014_07_002

「将棋が大好きです」というTシャツ。背中は成駒で表は「香車」

 2時から3時までが、対局見学と日本将棋連盟の館内案内、および、急遽決まった鈴木女流二段の四面指しの指導対局でした。また、3時からは夕方まで、北京のこどもたちは日本将棋連盟道場で、日本の子供たちと対局を通じ交流しました。団体の中に、日本の将棋の駒をデザインしたTシャツを来た親子がいて、腹側が普通の駒、背中側が成駒をプリントするという工夫がしてあって、すぐに場が和みました。日本のこどもたちを選ぶにあたっては、アルファス棋友会に多大なご助力をいただきました。ありがとうございました。

 別途3時より、日本将棋連盟の片上理事と、遠山プロデューサーと李先生が、中国棋院の棋牌ネットで今後将棋の紹介をしていくことについて情報交換をしました。袴田が通訳を務めました。日本ではスマートフォンで将棋の情報を得たり、対局したりする人が増えているので、中国もネットだけでなく、スマートフォンを活用したらいいのでは、など李先生にとっては貴重な示唆をいただきました。今後の進展が期待されます。

2014年1月19日 (日)

昨年11月の北京の日中国際交流子供将棋大会について

 昨年の11月23日に北京日本人学校で開催された日中国際交流子供将棋大会を訪れた森本理事のレポートと大会の様子の写真をお届けします。

Imgp1287

 第17回日中国際交流子供将棋大会が1123日(土)北京日本人学校にて開催されました。北京在住の子供たち日本人36名、中国人36名合計72名が参加し、年齢別に8名ずつ

9組に分かれてトーナメント形式の交流試合を行いました。一手20秒以内で指し(時計は使わないが20秒で指すという申し合わせ)、25分経過して勝負がつかない場合は、判定を行いました。8名によるトーナメントなので3勝すれば優勝です。

今回は日本将棋連盟の早水千紗女流三段がボランティアとして参加し、審判長を引き受けて下さいました。早水さんは試合前のスピーチを要請されたのに応じて、通訳を介さず、日本語と中国語の両国語で将棋の上達方法や「礼に始まり礼に終わる」将棋の良さなどを話して下さいました。北京の子供たちは早水さんのスピーチを忘れないことでしょう。

閉会時には李民生先生がスピーチをされ、この大会を18,19,20回と継続して発展させて行きたいと述べられました。

大会の成績は三位以上入賞者の人数で言うと中国側が6割から7割を占めて優勢でした。

成績優秀者への賞品及び参加賞として以下のもの提供しました。ご協力ありがとうございました。

提供品:

青野九段ご提供のサイン入り著書「手筋事典」14

扇子9

次の一手・詰将棋等小冊子約100

ISPS理事

森本幸男

Imgp1331

Imgp1352

Imgp1362

Imgp1442

Imgp1461

2013年12月20日 (金)

森本理事が北京の第17回日中国際交流子供将棋大会を訪問

 将棋を世界に広める会の森本理事が11月23日に北京で行われた第17回日中国際交流子供将棋大会を訪問しました。また、早水女流三段も同大会を訪れました。森本理事のメモから。

第17回日中国際交流子供将棋大会は11月23日予定通り開催されました。
双方36人ずつ合計72名が参加し、盛況でした。全体で比較すると中国側の方が
6-4か7-3で好成績でした。

早水女流三段が日本語と中国語の両国語で熱のこもったスピーチをして下さいました。
北京の子供たちや父兄は彼女のスピーチを忘れないことでしょう。

 北京日本人会でこの大会について詳しいレポートが写真とともに発信されています。

今年も日中両国の若き代表各36名が参加し、たくさんのご父兄が見守る中、年齢別に9 組に別れトーナメント形式で真剣勝負を繰り広げました。日中両国たくさんの子どもたちが将棋を通して知的で楽しい一日を過ごすとともに、交流を深め、心を交わし、とても有意義な「日中国際交流子供将棋大会」を開催することができました。

2011年12月 4日 (日)

北京の第15回日中国際交流子供将棋大会について森本理事からレポート

 河北省に仕事で赴任中の森本理事から、11月26日に北京日本人学校で開催された第15回日中国際交流子供将棋大会の写真とレポートが送られてきました。(写真はクリックすると大きく表示されます)

第15回日中国際交流子供将棋大会が11月26日北京日本人学校にて開催されました。
以下の通りレポートします。

Img_1607

大会後の記念写真

主催者である北京日本人会から審判長派遣の要請を受け、参加したものです。
11月26日9:00北京日本人会柳田副会長の開会の挨拶に 続いて、協賛者として
簡単なスピーチをしました。そのスピーチの原稿です。

続きを読む »

2010年2月22日 (月)

中国国際放送局の記事 - 「春節の龍譚湖公園 今年も日本将棋で対局」

 2月19日付けで、中国国際放送局の日本語部の「春節の龍譚湖公園 今年も日本将棋で対局」という記事が出ました。私費で北京へ渡航し龍譚湖公園の将棋イベントにアテンドした当会の袴田理事も取材を受けています。

最近のトラックバック

Powered by Six Apart

Google Analytics

  • トラッキングコード